うううーん

ネットのできる携帯を王子までとりにいったんだけど、どうも話が通ってなかったらしく(知り合いのNTTドコモの人に頼んだ)、結局手に入らなかった。1時間以上待っていたのに。
でもそこだとかなりお得に携帯が手に入る。
携帯の機種ってお店によって値段が違うってのをこれで初めて知った。
欲しかった携帯は母親用のらくらくホン。池袋と大塚、隣同士の駅なんだけど、大塚では4万円、池袋では3万円。
そして王子では0円。
携帯の値段ってあってなきがごとしだね。

先日、とある携帯配信している会社に打ち合わせにいったんだけど、そこではTLが売れない(TOPにリンクをはられなくて探しにくくダウンロード数がのびない)ので、恋愛小説というカテゴリで書かないか、と言われた。
いわゆるハーレクイン。
「渋谷109前みたいなので、エッフェル塔前とか」
ギャグか、ギャグなのか。本気なのか。

エロはそれほど激しくなくていいそうだ。
オトナの恋愛かあ…ハーレクイン読んで勉強しなくては。

高塔さん>残念! それではまた佐藤浩市の映画がきたときにでも!

ryoさん>出版されている私の本でまだ手に入るのはオークラ出版とあんず堂だけかも。あとは古本(ブックオフとか)やネットでの方が手に入ると思いますよ。よろしく〜。

theme : BL小説書きの日記
genre : 小説・文学

小松左京

小松左京は大学生の頃よく読んだなあ。かなり影響された。考え方もだけど文章も。読みやすくテンポがいい。わたしの小説にダッシュやリーダーが多いのは小松左京のせいかもしれない。長編よりは短編が好きだった。長編で読んだのは「日本沈没」「見知らぬ明日」「こちらニッポン……」「果てしなき流れの果てに」「首都消失」。
でも内容を覚えているのは「沈没」と「ニッポン」だけだったりする。

「SF魂」

SFの創世記とSFが熱く燃えていた時期を体験、作り上げた著者の迫力に満ちた回想。
小松左京のように小説を書いて生きていけたら楽しいだろうなあ。

そういえば私は子供の時からSF漫画や小説に親しんでいたけど、オタクになったのはたぶんスターログが創刊された頃、意味もよくわからずそのかっこよさとこう、なんだかもやもやとする心地いい流れに身をまかせた結果だ。SFが一番力を持っていた頃だったのだから、ある意味、不可抗力である。

日本沈没はカッパノベルス版を持っていたはずなんだけどどこへいったかわからないので小学館文庫を再購入。これから再読しよう。

そしてうまうまと小松左京ブームがわたしに到来。
「復活の日」と「さよならジュピター」を買いに行ってしまうのは明白だ。

SF魂 (新潮新書)
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おすすめ平均
starsSFは、《究極の文学》である。
starsSF人種っていると思う。
stars60年代70年代の関西文化史
starsSF勃興期のエネルギー
stars「SFの思考法の特徴は、物事を相対化する、ということだと思う」。

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006年07月22日 サルベージ

theme : SF小説
genre : 小説・文学

ルパンナイト

2006年05月23日ルパン3世シークレットナイト。

内容は「カリオストロの城」「TVシリーズ5本」「TVスペシャル1本」「パイロット版2本」
そして大塚康夫さんのトークショー。

いややっぱりカリ城はおもしろいね。大画面で見るに限るね。そしてTV版の「タイムマシンに気をつけろ」は初めてみたけどすごく面白かった。それ以外の2ndシリーズはどれも次回予告の方が面白そうだったんだけど(笑)。

さて、オールナイトはたいてい友人同士や仲間同士で見に来る。それはそれで楽しいのだが、私のように一人でオールナイトを見に行く人間の楽しみは、上映が終わった後の会場のざわざわ感。友達同士で来た人たちの会話。
たとえば何回も見たことのある人の「やっぱり面白いね」という会話に相槌を打ち、初めて見た人の「すげー面白かった」「こんなんだとは思わなかった、かんどー」という言葉に「そーだろそーだろ」と満足する。
あるいは「バラからするすると万国旗を出すときのルパンの指の動きの細やかさ」とか「銭形がバイクで階段昇るシーンはビューティフリドリーマーでサクラ先生が温泉マークのアパートの階段昇るシーンと同じ」とか「クラリスの車がバラバラになるシーンがなんて細かい」とかのマニアックな会話を聞きつつ「うんうん」「ほほう」「そーだね」と胸の中で返事をする。

その他、会場にあるオールナイトならではのディスプレイや限定グッズ。等身大ルパンに群がり写真を撮る人々、花嫁姿のクラリスのレアポスターを激写する人々、大塚康夫描きおろしのいかしたTシャツに襲いかかる人々をみているのも楽しい。

オールナイト上映というのは一種のお祭りだ。
そしてそこには同じ匂い、同じ血潮をもった人種に囲まれた絶大な安心感があるのだ。


LUPIN THE BOX -TV&the Movie- [DVD]
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stars参考になりました!
starsルパン三世のすべてがここに
stars究極のBOX!
stars皆さん書いている通り。
starsルパ〜ンさ〜んせい

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2006年05月23日 サルベージ

theme : 懐かしアニメ
genre : アニメ・コミック

ぼくは怖くない

映画はイタリア映画

 どこまでも広がる黄金の麦畑、広い空、駆け回る少年達。
 そんな中で主人公は穴の中で鎖につながれた金髪の少年をみつける。

 ………ボーイズラブの世界だ。

 が、現実はそれほど甘くなく、金髪の少年は都会から誘拐されてきた子供、そして主人公は自分の両親がその犯罪に関わっていることも知ってしまう。
 オトナの現実の前に少年は金髪の子供を助けることもできない。ただ水を与え、なけなしのこづかいでパンを買って与える。そして穴の中から連れだし、麦畑で笑いあうが、夜になればまた彼を穴へ戻さなければならない。
無力な子供。
だが、その子が殺されそうになったとき、勇気を振り絞り、助けようとする──

衝撃的なラストシーン、感動的なエンディング、可愛い少年達、美しい映像。
一般上映はしないかもしれないけど、ビデオになったらショタBLが好きな人にはおすすめです。
でも2回ほど、心臓がバクテンするくらいびっくりするので注意。

ぼくは怖くない [DVD]
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おすすめ平均
stars麦畑と赤いシャツ
stars少年が見たもの
stars無力な子供の勇気
stars面白い!
stars「ちょっとでいいから目を開いておくれよ」

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2004年05月14日 サルベージ

theme : BL小説
genre : 小説・文学

ほしいもの

自分用メモ

真・女神転生 STRANGE JOURNEY(ストレンジ・ジャーニー)
真・女神転生 STRANGE JOURNEY(ストレンジ・ジャーニー)
おすすめ平均
starsDSには珍しい、ホネがありすぎるゲーム
stars往年のファンから、初プレイの方まで
stars後半良いです!これぞメガテン!
starsお使い要素が濃い
stars目が光ってる!


メガテンファンなので。

RYOさん>いや! 「宇宙戦争」はどうせ観るならスピルバークのじゃなくてオリジナルのを見て! 最終的に追い詰められた人類がどうするか。20世紀初めの映画ではどう描かれたか。ストーリー、展開ともにすばらしい映画です。こっちこっち!! ↓

宇宙戦争 [DVD]
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おすすめ平均
starsちょっと映像が古さを物語ってる・・・
starsマーシャンウォーマシン最高!
stars謎の火星人 登場!
starsリアリティ溢れる作品
stars当時の衝撃、


高塔さん>いやだからあれはBL仕様のマジンガー(笑)。衝撃Z編は1話見て次も見ようと思ったけどうまく見れず、結局DVDで見ようと思います。ちゃんと見れば面白いのかなあ? 監督はとにかく原作破壊者だの投げっぱなしの帝王などと言われていますが視聴者をひきずりこむ豪腕の持ち主だと思います。面白いんですけどひろげた風呂敷は畳んでほしいな。

真マジンガー 衝撃!Z編 1 [DVD]
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おすすめ平均
stars投げっぱなし
stars最終回で全て台無し
starsとても面白いです
stars切り口はよいと思います
stars一話はすごいです!!オリジナルとは別として楽しんでください!!


theme : ゲーム
genre : ゲーム

オトメ仕様のクロガネノツバサ

相方は「マジンガー」が好きだったという。だが頭の中ではマジンガーとグレンダイザーとグレートマジンガーがごっちゃになっているらしい。
「馬がでてきた」とか言う。
馬がでてきたんなら「グレンダイザー」ではないかと思う。たしか北海道の牧場が舞台?だったからだ。
そこでマジンガー、グレートマジンガー、グレンダイザーについて講釈を垂れる。

マジンガーの最終回で負けてしまった甲児くんを救うのが、グレートマジンガー操縦する鉄也さん。甲児くんより幾分年上の彼は、実は行方不明だった甲児くんのお父さんに育てられた戦闘マシーンだった。
甲児くんはそれまで父を独り占めしていた鉄也に激しい憎悪の念を募らす。鉄也は鉄也で、それまで父とも慕っていた兜博士の元に実の息子が現れたことにより、親子の間柄を見せつけられやはり嫉妬する。
この二人の間には父を挟んだ激しい感情が存在、いろいろと軋轢を起こす。

しかし最終回、鉄也をかばって兜博士は死に、責任を感じ、また博士に殉じるために鉄也も特攻して自爆、あとには甲児一人がのこされる(TV.漫画ごっちゃになってます)。

最愛の父と、憎みながらも惹かれていた鉄也の死に、傷心の甲児は弓教授に引き取られアメリカへと留学する。

(この弓教授は甲児の祖父の愛弟子、敵だったドクターヘルは実は甲児の祖父のよきライバルだった。ドクターヘルは甲児の祖父と一緒の研究を夢見てたのに、祖父は弓教授に心移りしたので、その嫉妬が機械獣を操り日本征服へと促した。まあガンダルフとサルマンの関係ですね。でなきゃあれだけ執拗に甲児を狙わないでしょう。甲児に祖父の面影を見てたのね!)

ところがほどなくして北海道にやたらUFOが飛来する話を聞き、調査の為に甲児が北海道にやってくる。
そこで出会った一人の青年、大介さん。落ち着いたものごし、優しいまなざし、そして美形。この大介さんは実はフリード星の第一王位継承者、自星が侵略されたので地球へ避難していたのだが、その身柄を狙って侵略者が攻めてきたのだ。

自分のために地球を、そして甲児くんを危険にはさらせない!

大介はデュークフリードとなり、グレンダイザーを操り敵を倒す。
今まで熱血で男らしかった甲児くん、デザイン自体は永井豪なので、やんちゃ系の目の大きなかわいこちゃんだったのが、荒木伸吾キャラデザでそのかわいさに磨きがかかる。
手足はきゃしゃで腰は細く、顔も幼くなりまるでバンビちゃん。

冷静で美形の年上とかわいくてやんちゃな年下といったら、もうBLですよ。そうなのです、甲児は一目で大介に心を奪われ、また大介も甲児の明るい性格とその可憐さに惹きつけられるのです。

もう二人の世界です。メロメロです。

「大介さん!」
「甲児くん!」
「大介さん!」
「僕のバンビーナ!」

これがデフォルトです。TVで毎回やってます。何度も大介さんは危機に陥り、甲児くんが助けに行っては危機に陥り、そしてグレンダイザー発進です。地球の未来はどうでもいいんです、甲児くんを守るためにフリード星の守護神グレンダイザーは立ち上がります。

途中でブラコンの妹マリアフリードが出てくるんですが、このマリア、敏感に甲児と大介の関係に気づき、なにかというと二人の間を邪魔します。問題を巻き起こすトラブルメーカーとなります。

「おにいさまはフリード星の王になるのよ! たかが地球人のあんたに本気なわけないでしょう!」

「大介さんは大介さんだ! デュークフリードなんて知らない! 俺たちは地球で幸せに暮らすんだ!」

最終回では敵の総攻撃を前に大介さんは特攻をかけようとするんですが、甲児が気づいて命懸けでそれを止めたりする。やがて敵を打ち負かした後、大介はデュークフリードに戻りフリード星へ帰る。

自分のわがままでデュークフリードの未来にはどめはかけられない……甲児は涙を隠してデュークフリードを見送る。
でもいつか必ず戻るとデュークフリードは甲児に誓うのだった……

というレクチャーを受けてスパロボをやった相方、甲児くんを見て
「ぜんぜんバンビじゃないよ?!」
当たり前です。バンビーナ甲児はグレンダイザーのときのみのオプション装備なんですから。

……当然上記の話はBL仕様に捏造されています。

2005年02月05日 サルベージ

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永井豪とダイナミックプロ
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高塔さん>そうそう、高塔さんは三回観に行かれたって話ききました。メイは絶対誘い受けですよね、しかも相手が自分のこと好きだって無意識にわかっているタチの悪い受け(笑)。獅童のガブの声はぴったりでした。上手いじゃん!って思った。
そうそう、12月に1日間だけ「少年メリケンサック」を池袋で再上映するんですが…佐藤浩市観に行きませんか? ってこんなところで誘っていいのかな(笑)。

theme : ロボットアニメ
genre : アニメ・コミック

宇宙戦争

「宇宙戦争」は昔テレビでオリジナル版を観ていた。あの時もけっこう怖かったし、人間の無力と愛をひしひしと感じた名作だった。
何も答えない金属の円盤が容赦なく人間を殺戮するシーンも怖かったし、部屋の中に宇宙人の探査機がしのびこんできて隠れている人間が息を殺しているシーンもハラハラした。そんでなんで外人女はきゃーきゃー叫んでキケンを招き寄せるのかと腹がたった(笑)。
最後にみんなが教会に逃げ込んで祈りを捧げ、神のみもとにいくのだと決意している静かなシーン、そして意外な結末、全てが終わった後の明るい静寂など子供心にも深く印象に残っている。
それを今度スピルバーグがリメイク化……。

現代版宇宙戦争は最初から最後まで破壊と虐殺の映画だった。
なすすべものなく壊滅していく都市、軍隊、一瞬でフリーズ化して破裂する人間。
最初道路からマシーンが出てくるところはすごかった。民衆はなにが起こっているのかまったくわからないままその危険地帯から逃げようとしない。人間にとって「なにが起こっているのかわからない」というのが一番怖いからだ。だから確かめようとその場を動かず、周りで人が死んでいってはじめてパニックになる。
地面に亀裂が走ってビルが崩れるシーン、マシーンが出てくるシーンこれはほんとにすばらしい。
冒頭は都市を破壊していくシーンが多くてなんとなく自然災害パニックぽいが、徐々に人間を一人一人殺すシーンになっていくとホラーっぽくなっていく。いや、人間駆除するならそんな手間かけんでしょう。

オリジナル版にあった部屋の中に探査機がやってきてというのもちゃんとあるが、ほとんどかくれんぼのようでこんなふうに逃げられるのならもしかして宇宙人はあまり頭がよくないのかもしれない(笑)。

そう主役はひたすら逃げます。ほとんど戦いません。唯一自分の娘を危険にさらしそうな同胞と戦うくらいです(あ、宇宙人に掴まったとき偶然戦いますが)。
いかに逃げ回るか、という映画です。親子愛の映画かもしれません。でもなんか娘はそれほど父親とは結びついてないみたい。
で、エンディング……

以下ネタばれ。


いや、オリジナルを観てるならネタばれもないんだけどさ。
これはないんじゃないかな。
原作が書かれたウエルズの時代、そしてオリジナルがつくられた時代ならいいよ。でも現代でそのネタをそのままもってくるか?
観ているこっちにだってそれなりの知識はあるんだから。
宇宙人を倒したのは微生物でしたってのはさ、納得しないでしょう。

だってたとえば私たちが別な星を侵略しようとしたら、事前にその星のこと調べるだろうし、自分たちにとって有害なものは排除する努力をするよ。そういうことを知っているわけだから、観ている人は。

百万年も前から準備していた宇宙人が自分たちにとって有害な微生物の存在を知らないってのはないんじゃないかな。
なんかそこに新しいモノを感じさせてくれるかと期待してたけどそれははずれてしまった。

教会のシーンがなかったのも残念だった。オリジナル版で神に祈るのとウイルスが宇宙人を倒すシーンのシンクロに祈りに対する救いを感じたんだけど、そういうのは今回かったくなかった。神は全く出てこなかった。わざと排除したのか。そういえばまず破壊されたのは教会だったな。

まあ、都市破壊シーンが好きな私は冒頭の街のシーンでけっこう堪能できましたが、オリジナルなオチを見たかったですね。

宇宙戦争 [DVD]
宇宙戦争 [DVD]H.G.ウェルズ

おすすめ平均
stars結末が、残念。
starsあぁ…
stars「宇宙戦争」は邦題
starsさすが監督、終わりかたに納得!
starsオチ無しヤマ無し意味無しとはまさにこの作品の事

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2005年06月29日サルベージ

theme : 特撮・SF・ファンタジー映画
genre : 映画

アニメ あらしのよるに

許されない愛を貫く狼とヤギの話です。

原作もBLくさかったけど、映画はさらにBL度増してました。特に狼の方で。
メイに「秘密の友達ですね」と言われて「そんな言い方ドキドキしやす」とか言ったり(するな!)、メイに「会えてよかった」と言われて顔を赤くしたり(するな!)、メイが木を乗り越えようとするとさっと手をさしだして助けてやったり。
おまけにヤギの声の成宮が、喘いだり叫んだりすると声がかすれて甲高くなってまるで女の子みたいで。
そしてガブの目の前でおいしそうなお尻をふりふりさせるところとか、メイを食べたくないのにおなかが鳴ってしまうガブが、自分を罵るのを涙を浮かべながら微笑んで見つめているシーンとか、健気な受けの人みたいで。

アニメ製作と美術の方はあの「銀河鉄道の夜」のスタッフなので美しいです。「銀河鉄道」にも見られた顔のUPに緊迫感のないたらたらしたセリフが続くところもあったし。
まあものすごく感動した、というわけではないのですが、DVDで見ても損はないと思います。泣けるシーンも3カ所はありますし、ガブがたった一人で狼の群れに立ち向かっていくところや雷のシーンなどは迫力ありましたしね。

考えてみると絵本なんかでは狼は敵役ですよね。それはひとえに彼らが肉食だからなんですが、たとえばこのシリーズは絵本でファンタジーなんだから、ガブが果物とか食べてもいいんですよ。それをせず、肉食をも肯定したところに人気の秘密があったんでしょうね。
逃避行を続ける二匹、夜中にガブが黙って出ていって、動物を食べて帰って来たとき、メイが「今夜は何匹殺してきたんです」と厭味をいう。ガブにしてみれば「だってしょうがないでしょう、じゃあ俺に飢え死にしろっていうんですか」と言いたいところでしょう。
せめてメイの同種族は食わない、っていうところでも譲歩してほしい。なんせガブはヤギの肉が大好物なんだから。
まあこんなやりとりのあと、アクシデントがあって、メイもガブの食事についてはもう何もいわなくなるんだけど。

肉食獣が他の動物を餌にするのは生きるためであって「命を奪う」というのとは違うと思うんです。もうそれはそういう仕組みになっているから当然のこと。
このシリーズでは常に二匹の目の前に喰うもの、食われるもの、という問題が横たわっている。最後の雪山のシーンでは「私を食べて」とメイが言う。ここではすでに「命を奪う」ではない、相手を活かすために「命を与える」という話しになっている。

作者は本当はここで終わらせるつもりだったらしいけど、どんなにBL臭くても、ベタでも、やっぱり二匹が再会した7作目は完成してよかったと思う。もうすでにこの話は作者の手を離れ、読者の夢の世界に、希望の世界にいってしまっているのだから。

あらしのよるに スペシャル・エディション [DVD]
あらしのよるに スペシャル・エディション [DVD]きむらゆういち

おすすめ平均
stars心が洗われます。
stars面白かったけどね
stars雷鳴によって導かれた二人
stars極上のラブストーリー
stars良かった

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2005年12月14日サルベージ

theme : OVA・劇場版
genre : アニメ・コミック

プロフィール

Author:るた
BL作家・白城るたの読書と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマス。

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