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日本橋「こち亀展」行ってきました。

今シナリオ習ってて11月締め切りのNHKラジオドラマに出そうとがんばってんですけど。
書く時間が今しかないからがんばって書いて、ようやくあがりました。
来週の月曜、先生に見てもらってアドバイスいただきます。

そんな日々の中で、先日日本橋に行きました。
「レッドタートル」と「超高速参勤交代リターンズ」観に行ったんです。
その感想はそのうち書くとして、ふらふらっと通りかかった高島屋で「こち亀展」やってたんですよ。

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水曜日だったんですがけっこうにぎわってました。

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壁にこち亀の漫画がいろいろ抜粋して貼ってあるんですが、なんというか、
1Pでも面白いのな!
1Pで面白いからついじっくり見ちゃう。
そしてその前後が気になるからコミックスを読みたくなる。
これは卑怯(笑)。

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こち亀は40年、一度もやすむことなく毎週掲載されたとのことですが、
人がおぎゃーとうまれていいおっさんになるその長い時間、遅れもせずに描き続けられたというのはほんとにスゴイです。

これはおみやげのメモ帖。

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この新聞すごい。全部「こち亀」ネタ。(クリックで大きくなります)

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すでに秋本先生は次の作品にとりかかっていらっしゃるそうなんですが、
1年くらい休みたいとか思わないのかなー。

前にスケジュールが埋まってないと不安とインタビューでおっしゃってましたが
40年描き続けていてもそうなのかな。

秋本先生とかイチローとか、なんか、こういう人たちがいるとCMじゃないけど言い訳できなくなるからすごいよね。





こち亀ジャンプ 2016年 9/21 号 [雑誌]: 少年ジャンプ 増刊

芳崎せいむさんの「Tシャツ日和」Tシャツいただいた!

芳崎せいむさんの「Tシャツ日和」という漫画を買ったら、帯にTシャツプレゼントの応募券があって、
こういうの当たったためしないんだよなーとか思いながら応募したら当たっちゃった!!

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Tシャツにまつわるフィクション、ノンフィクションが描かれていて、
今「シン・ゴジラ」で話題の庵野監督が「エヴァ」の最終仕上げのときに
アストロ球団の「一試合完全燃焼」というTシャツを着ていたとか、
宇宙にいったら宇宙人がローリングストーンズのTシャツ着ていたとか。

私が好きな話は「ホドロフスキーの『デユーン』」のTシャツの話で
話そのものより私はこの「ホドロフスキーの『デユーン』」という映画が好きで好きで
映画というよりドキュメンタリーなんだけど、ほんとにこの
才能のある人が才能のある人たちを使って最高の映画を撮ろうとして挫折しちゃったっていうか、
いやクリエイターは四の五の言わずにこれを見ろっていう映画なんだけど
その映画とTシャツの話で、この漫画は「ホドロフスキーの『デユーン』」を見せるためのレビューみたいな作品だなあと。

音楽家を探してデザイナーを探して美術を探して俳優を探して
ぜんぶ自分でコツコツ歩き回って集めて、ものすごい量の絵コンテ描いて
できあがったら世界が変わるほどの映画だったんだろうにできなくて。
でも確実にその絵コンテ、美術はのちのSF映画たちに影響を与えて
才能が才能を生んでいくというのを目で見られるというのがすごいんですよ。

ホドロフスキーのDUNE [DVD]
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今回この記事を書くためにAMAZON探したらDVDしかないだとお!!
BLないのかよ!!

まあなんだ、この「ホドロフスキーの『デユーン』」の話が載っているからこのコミックスは私には特別だったんだよね。

で、いただいたこのTシャツ、生地も分厚くてゆったりサイズで
今も着てるんだけど最高です。
ありがとう、芳崎さん、ありがとう太田出版!

Tシャツ日和 [ 芳崎せいむ ]

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感想(1件)




「流星傘下」がいい

〆切前だけど一言。

最近ウエブ漫画からのデビューとか、話が面白ければ絵はどうでもいい、みたいな漫画ばかり読んでいた気がする。
でもこの「流星傘下」は「絵もうまくて」「話しもおもしろい」。

これだけ魅せる絵で、説明が少ないのに世界観がよくわかる漫画は珍しい、と相方ちゃんも太鼓判。

400年変わらぬ姿で生きるドラセナはそのため息で小さな国を流星群から守っている。
天幕と呼ばれる、そんな存在は自分だけなのか?
生きるために天幕の中に閉じこもる人々。
ある日ドラセナは自分と似た特徴を持つ娘、その子供と知り合う。
自分と同じ種族でも子孫を残すことができるのか?
自分はもともとは何だったのか。
はるかな時を生きるドラセナと、彼を孤独から救うために「天幕の国」を探すアンリの物語。

いろいろな謎はこのさき説明されていくとして、漫画としてきちんとしてて絵で魅せることができるというのは
それは漫画としてはあたりまえなんだけど、最近の風潮では奇跡的な感じ。

久々にちゃんとした漫画を読んだ。
この人は私は初めて知ったけど、BLで力をため込んでいた人なんだね。

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ミナヅキ アキラ
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近頃編集が仕事をしてないと思うような新人漫画が多すぎる気がするんだ。

他に最近おもしろかった新人系漫画では

「ウチの使い魔がすみません」
「超人間要塞ヒロシ戦記」
「堕天作戦」

とくに「堕天作戦」は続きが気になって気になって!!

血の一滴からでも再生する不死者。
人間と魔人が争う地球で、何度も殺されることに心がマヒして、生きながら死んでいるようだった不死者の主人公。
そんな彼に、心を殺してはいけないと教えてくれた魔人の少女。
自分のなぞ、世界のなぞをとくために彼は死にながら戦い再生する。

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山本 章一
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最近では一読して目が醒めるような漫画が少ない気がするんだけど、
「堕天作戦」「進撃の巨人」「重版出来」はそういう漫画。

まったりとたのしみにしてるのは
「ニーチェ先生」「目玉焼きの黄身いつつぶす」「ダンジョン飯」「らいか・デイズ」「野上くん」「かみあり」

全力でお待ちしているのは「だって小山くんが艶い」。はやく出さんか!!

ツイッターで人気の「猫のお寺の知恩さん」「神軍のカディット」はまだおもしろさがわからない。


ネオ寄生獣の萩尾望都作品がすごい。

参加者は遠藤浩輝, 竹谷隆之, 萩尾望都, PEACH‐PIT, 平本アキラ, 真島ヒロ, 皆川亮二, 植芝理一, 太田モアレ, 韮沢靖, 熊倉隆敏, 瀧波ユカリ

あいにくこの中では萩尾望都と熊倉隆敏、瀧波ユカリ、真島ヒロ、皆川亮二しかしらないが、なかなか楽しめた。

ネオ寄生獣 (アフタヌーンコミックス)
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「もっけ」の作者熊倉隆敏さんのは、絵柄のせいもあるが寄生獣の中に入っていてもまったく違和感のない、あの世界そのものの話。
「江古田ちゃん」の瀧波さん、「フェアリーテール」の真島さんは自分の世界に寄生獣の設定を持ち込んだもの。
皆川さん、遠藤さんのは寄生獣らしさはないけれど寄生獣たちの新しい未来?を描いたもの。
個人的に好きだった話では太田さん。コメディ寄りだが、これも寄生獣の世界に沿っててありそうな話だった。寄生獣と人間の幸せな話。
PEACHさん、平本さんのは同人誌ぽいギャグ。
植芝さんのはよくわからなかった、すいません。
カラーページの立体を使ったものはなんかすごい。気持ち悪くて迫力があった。こんな方法もあったのか。

そして萩尾望都だが。

これがうまい。ちゃんと寄生獣でちゃんと萩尾望都でちゃんと物語。
ほかの人たちはエピソードという感じだったのだが、これは一本長編を読んだ感じ。
お能の題材の「乳房の下を切って珠を隠す」というのと、田島令子が子供を胸に抱いて守ったというあのシーンがぴったりおさまっている。
寄生獣にもあった「母と子」の関係がここでも「寄生獣・田島令子」と「その娘」の「母と子」の関係として生きている。
岩代明の感想が聞きたいなあ。
こんなの描いてもらったら作家として幸せだよね。

泉新一くんも登場。
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萩尾望都は「しゃばけ」でもファンコミックで参加してたけど、あれはファンらしく好きはシーンを自分の絵で描いたという楽な感じだったんだけど、萩尾ファンとしては実は物足りなかった。

このさい、「うしおととら」のトリビュートを出してそれに萩尾望都参加してくんないかな。

贄姫と獣の王、蒼竜の側用人、ふたつの人外モノ

贄姫と獣の王、蒼竜の側用人
どちらも白泉社はなとゆめコミックスで、同じ日に発売。
で、どちらも人外モノ。

贄姫と獣の王 1 (花とゆめCOMICS)
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蒼竜の側用人 (花とゆめCOMICS)
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そんなわけで読み比べてみました。

表紙の印象から「蒼竜」はコメディ、「贄姫」はシリアスかと思ってましたが
さすがはなゆめ、けっこう裏切ります。

「贄姫」のヒロインは表紙からはかなげな印象を受けましたが、けっこうズバズバいう子で

はかなげと思ったら
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         ↓
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(「贄姫と獣の王」より 友藤結 @白泉社)

「蒼竜」のヒロインは絵柄からヤンチャな感じでしたが、いがいとしっかりまじめな子です。

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(「蒼流の側用人」より 千歳四季 @白泉社)

共通しているのはどちらも人生をあきらめた少女が居場所を見出すという話です。

あと人外が王様で人間(美形)であるということ。
(そして王様はヒロインにラブラブ)

そして人間型は最初の1回だけであとはずっと人外(贄姫のほうはあとで1回人間になる)。

あと違いは「贄姫」はヒロイン以外は全部魔族なので人外、「蒼竜」は王様だけ竜。

どっちもそれなりに面白いので
鱗好きな人は竜、モフモフ好きな人は獣王をお楽しみください(笑)。
ただ恋愛に関しては「贄姫」のほうはかなり幼いので、恋愛感情に至るにはなかなか時間がかかりそうです。

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蒼竜の側用人 [ 千歳四季 ]

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復刻! ポーの一族

買ってしまった!

復刻ポーの一族。

だって私の持ってる当時の本はぼろぼろだしさ。
美麗ケースがつくとなったら買うでしょう!

左がケース、中の本
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背表紙には美しいエドガー
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ポストカードがついてます
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裏面はモノクロの名場面
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ケースにはバーコードがついてるんですが、なんとそれはカバーで、はがすと美しい絵だけになります。
で、そのカバーには折り返しにも絵がはいってます。
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久々に漫画を堪能したんですが、ところどころ線が薄かったり上が空きすぎなような気がしたり誤字があったり。

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※萩尾望都「ポーの一族」より

せっかくの復刻版、しかも2刷なのに誤字ってどういうことよ!

このあたりちょっと残念だなあ。


深夜食堂16巻は特別!

深夜食堂16巻がでた。

深夜食堂 16 (ビッグコミックススペシャル)
安倍 夜郎
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この巻は私にとって特別な巻だ。
なぜなら私の大好きな食べ物が載っているから!

この食べ物が一時期姿を消した時にはひどいショックを受けた。
確かに製造環境は悪かったのかもしれない。
でも会社はすぐにその環境を改めた。
そして復活した時には祝杯をあげたものだ。

この食べ物が大好きなわたしは拙著「神様の子守はじめました。2」にも情熱をこめて書いた。

復活おめでとう、と。

きっと深夜食堂の作者・阿部夜郎さんと私は心の友なのだ。
いや、この食べ物が好きな人はみんな私のこころの友だ。

ペヤング!

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感想(53件)



深夜食堂にはさまざまな食べ物の話が出たが、商品名が出たのははじめてではないのか?

あ、ふりかけがあるか?

とにかく、この巻はペヤングが乗っているということで特別な巻なのだ。

そんなわけでペヤングがんは深夜食堂16巻と、神様の子守はじめました。2巻を買うように。



神様の子守はじめました。(2) [ 霜月りつ ]

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聖船のラー 読んでみた

前から書店で気になっていたんだけど、今ひとつ手が出なかった「聖船のラー」を買ってみた。

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繭住 翔太
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だってこないだの飲み会で、私の尊敬する漫画読みさんが「おもしろい」って言ってたから。
どんなふうにおもしろいのかと聞いたら「ん~んふふ」と微妙な反応を返されたのは気になったけど。

で、「進撃の巨人」と「僕と君の大切な話」と一緒に買って、帰りにドトールで読んでみた。

「進撃の巨人」……話しあまり進まないけど、あいかわらず謎のひとつも解けなくて先を引くなあ……。

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「僕と君の大切な話」……これギャグなのか、ギャグなんだね? 週マじゃなくて「デザート」? 「デザート」って学園漫画掲載してるのかしらなかった。そしておもしろいぞ。ほとんど駅のホームでのみ話が進む。いわゆるシチェーションコメディか。
後半少し学校に移動するけど、基本会話のおもしろさでつないでいく漫画。
少女漫画も変わったなあ。

僕と君の大切な話(1) (デザートコミックス)
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そして「聖船のラー」……あれ?
読めない。読めないぞ??

なんか読めなくていったんあきらめる。

翌日、遅い朝食(午後四時)をとりながら改めて読み返すと。

あれ? おもしろい!

そうか、この本は時間制限がある空間で読んじゃいけないんだ。
喫茶店だとあと1時間で家に帰らなくっちゃって思って時間配分のわかる本だと読めるけど、
こういうものは読みにくいんだ。
時間を気にしない場所じゃないと!

この漫画はエジプト漫画ですが、2%の真実と98%のフィクションでできています。
豹の帯に高橋留美子先生が書いている通りです。
ときたま書かれるエジプトうんちくとエジプトあるあると、残りはギャグです。
たぶんヒエログリフはこの作者読める。
ミイラも作れる。
でもワインは飲めない。
悔しかったらもっとエジプトワインについてお描きなさい!

キャラクターではトト神とヘジュウルさんが好きです。
NHKの「真田丸」の景勝と直江さんが好きな人は、きっと問答無用で好きになります。
あ、トトとヘジュウルは二人で直江です。

聖船のラー 1

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「おとむらいさん」 と 「アトリエ777」 が面白い

最近、女性漫画を続けて購入している。

「プリンセス・メゾン」「指と月の間」、そして「おとむらいさん」と「アトリエ777」。

「おとむらいさん」の作者の本は初めて購入。
ヒロインが音村さんで、葬儀社に勤めているので「おとむらいさん」。

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大谷 紀子
講談社 (2016-02-12)
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タイトルって大事だな、と思う。
このタイトルだけで興味持てたし。

内容は、死体役ばかりやってる売れない女優、音村さんが、その声をかわれて葬儀の司会のバイトをする。
そこで触れる本物の人生ドラマと、葬儀社の人の美しい所作に惹かれて、葬儀の仕事をはじめるというもの。

内容は「葬儀」なので暗いものだが、絵が明るく派手な感じで、なんとなく硬質なんだけど粘液もあるような、なんというか、石油が固まった感じというか、それは石炭か。
黒いダイヤって言われるケド、なんかそんな雰囲気の絵。
キャラクターも表情豊かでみんなきれい。
新しい葬儀の形というか、個性的な葬儀がちょいちょいと描かれる。
中に、なくなった人を着替えさせる「送り人」で描かれたような納棺師の表現がある。
私も実父を亡くし、納棺師さんに父親をきれいにしてもらった。
葬儀でも、父親は真綿の羽織袴を着せてもらってで立派に見えた。
葬儀会社の人は、世界で一番優しい職業だと思ったくらいだ。

【関連記事】 父の葬儀

音村さんがこの業界でさまざまな人間ドラマに立ち会い、女優として葬儀屋として成長してゆく姿を見るのが楽しみです。

アトリエ777はきらさんの作品で、この方のは「シンクロオンチ!」というコミックスを以前読みました。
こちらも楽しい作品だったんですが、主人公は普通のOLで、シンクロに挑戦しつつ恋愛もがんばる、恋愛コメディでした。
「アトリエ777」はプロメイクのヒロインが特殊メイクの世界に行きそうな話です。

アトリエ777(1) (BE LOVE KC)
きら
講談社 (2016-02-12)
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「シンクロオンチ」のときもそうだったんですが、今回のヒロインも自分の顔にコンプレックスを持っています。
(シンクロのときはぽっちゃりヒロインだった)
きれいな妹といつも比べられ、わたしはいいや、になっちゃった姉。
でも妹とは仲良し。
だけど恋人を奪われて妹を傷つけてしまったことが心を重くしている、という、キャラクター設計が上手です。

「おとむらいさん」を読んでから「アトリエ777」を読むと、「アトリエ777」があまり描きこんでなくて、顔ばっかりで動きがとぼしいと思ってしまうところもありますが、キャラクターや会話がおもしろいです。
「おとむらいさん」は絵で魅せて、「アトリエ777」はテンポで魅せるって感じでしょうかね。


「おとむらいさん」も「アトリエ777」もわりと特殊な仕事の話で、青年誌ばかりでなく、女性誌でも職業ものは花盛りですが、どの職業を描くか、でけっこう成功率がかわってゆくんでしょうね。

「おとむらいさん」の葬儀の仕事は誰もが知っているけど裏はまったく知られないもの、
「アトリエ777」の特殊メイクは映画で見てはいるけど、どうやるのかは知られていないもの。
どちらも身近にあるのにまったくわからない世界です。

この職業をもってきたということで、この2作品はかなり手堅くヒットするんじゃないかな、と思います。


女性コミックスは値段が優しいのも嬉しいですね(笑)!

おとむらいさん 1

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アトリエ777(1) [ きら ]

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月と指先の間 オススメ

主人公は55歳の少女漫画家。

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稚野 鳥子
講談社 (2016-02-12)
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たしかに少女漫画でこの設定は厳しいかもしれないが、KISS連載ならありかも。
それにしても55歳というのは思い切った。
ヒロインとしてはありえない年齢設定だ。
だが現実では55歳というのは、見た目どうにかすれば40代に見えるし、私が子供の頃から読んでいた漫画家先生たちが現在も現役で描いていることを思えばありえる。
あり得るが、KISS読者に共感を持ってもらえるかはむずかしい。

しかし。

私はむちゃくちゃ共感を持った。

年齢的なこともそうだが、ヒロインのアン先生の考え方や創作方法が私とまるっきり同じだったからだ。
確かに私は文章の方で生きているが、書き出しに時間がかかる、とかまず10枚描ければあとは一気とか、カフェで書くのは自分を追い込むこととか、頭の中でまだできてない物語を読むとか。

あなたは私ですか。

それともほとんどの創作者はそうなんですか。

雑談が大事だとか、役に立たないアイデアを聞くのが大事だとか、原稿料が安すぎるとか、最初にお金の話をしないとか。

あるあるある。

最近は出版前に契約書を出してくれるところも増えてきたけど、いまだに出版前に何部出すのか、印税何パーセントか言ってくれないところはあるし、出してから「今回は8000部でした、すみません」とか言われて、あてにしてたのに少なかったとショックを受ける。

そりゃ、私が売れっこになったらちゃんと事前に契約書かわしてくれるんだろうし、もちろん最初からちゃんとパーセンテージや部数も教えてくれる出版社もあるけど。

どのくらいになれば売れっ子なのだろう。
発売たちまち14万部! くらいにならないとだめなのか。
しかしそれでは作家は育たないぞ。
まあ、たぶん、最近の出版社は作家を育てるつもりはなく、即戦力が必要で、売れるものは書き続け、売れなくなったら捨てるんだろうけど。

ああああ。書いてて悲しくなってきた。

と、とにかく、この作品は男関係以外は執筆形態があまりににも似ているので、続きが気になって仕方がない。
無表情の気持ちがすれちがう10歳年下の編集者との関係も、少女漫画的に気になるし、とにかく55歳、金にうるさい少女漫画家の設定はアリですよ、稚野先生!

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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
メールはこちらから。



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