京都いってきました(大阪インテの続き)

翌朝、早起きして高台寺へ。そのお寺で百鬼夜行展をやっていると情報を得たため。幽霊画もあるらしい。幽霊画をナマで見るのははじめてだ。
高台寺へ向かう間の風情もすばらしい。

どこもかしこも絵はがき板塀雰囲気ある〜

会津の武家屋敷のとき同様、その角から小田島さまが、女装した薬売りさんがカラコロと女下駄で現れそうだ。このばあい、海青さんの絵で想像してください。
黒い日傘で海青さん登場。私は久留米絣の白い日傘(これはA鹿ちゃんのを借りた)。三人で高台寺へ。

さて、百鬼夜行図だが。
オリジナルは土佐光信という大家のもので、その後土佐派の弟子たちによって繰り返し描かれてきたとのこと。高台寺にあるのもその土佐派のもの。九十九神たちが楽しげに行進している。ぽってりした線がかわいらしい。
酒伝(呑)童子絵巻というのもあって、作家の赤松燎は昭和の人。高台寺の襖絵も描いているらしい。なるほど、攻め込む武士たちの等身が今風だ。左端の方に小田島さまを彷彿させる武士がいて三人で萌える。

幽霊図は円山応挙と 青波という画家。 応挙は美人幽霊のお雪の図が有名だが、ここにあったのはぎょろりとした目の老婆のどちらかといえば水木しげる風(笑)。あばらの浮いた身体に乱れた髪、赤い唇から長い歯が三本突き出している。応挙は写実派だが、その写実の妙は髪の描写に見ることができる。幽霊は両手を胸の前においているがそこにかかった髪は淡い墨でざっと塗られたあと、細い筆で髪の線を描いている。それによって薄く細くなった年寄りの髪の哀れを描き出している。と、思う(笑)。
上半身の描きこみに比べて下半身がいいかげんだなあと思ったが、たしか応挙が最初に足のない幽霊描いたんだっけ。
青波っていう人はわからない。でも描かれているのは太い眉、黒々とした髪で男性の幽霊だと知れる。顔は怖くない。恨みつらみもなさそう。
百鬼夜行展を見たあとはちょっとだけお寺を見る。境内でしみをつけちゃいけないよね、などと不埒なことを言い合う。

高台寺

このあとウマさんは仕事があるのでなくなく京都駅に向かう。

そしていよいよメインのアンティーク着物ショッピングツアー!
八坂神社

四条から祇園までをぶらぶらしながらあちこちの店に入る。最初の店は開店時間前で入れてもらえなかった。海青さんが言うには京都の店は時間前だと絶対いれてくれないそうだ。客商売なのに考えられないな。
四条大通りは思ったより広い。昔から道幅が変わらないとすると千年前の京都の大通りもこんなに広かったのか。牛車が5台は駆けめぐれそうだ。
四条大通り。

バック・風呂敷の店「伊兵衛」でかわいく大胆な千鳥の風呂敷を買う。これはテーブルセンターに。

ちどりの風呂敷

と、そこにウマさんから電話。なんと雨で新幹線が2時間遅れになっており、ウマさん会社に電話して今日は休日となったとのこと!
YATTA−!
祇園の板塀。色っぽい。小便スルナ

途中の店でウマさんと待ち合わせ。女三人お買い物!

簪屋を過ぎて次のアンティーク店「「一笑」で私は新聞紙柄がまぐち型バックを(これは新品)、ウマさんは色無地を購入。すてきな半幅帯もあったけど0が1個多い(笑)。
新聞紙柄。新聞記事はオリジナル。

京極のアーケード通りの、おみやげものがいろいろ揃っている店「「井和井」の奥にアンティーク着物があってそこで茶と紫のひとえを購入。外の色のおとなしげなのに比べすそ裏が鮮やかな黄緑! そして袖の内側が、前が緑、後ろのふりが紅というおしゃれもの! うーん、こういうのこそアンティークものの醍醐味だよね! ついでにカラフルモダンな昼夜帯も購入。2つで8000円。ひゃっほー!
アンティークひとえと帯

京極は小さな店がたくさん連なっている。サツマイモの干したの(A鹿お気に入り)や焼き栗のマロングラッセ(ちょーうめー!)などを購入。こういう小さい店大好き! また行きたい!
途中の古本屋にウマさんがひっかかる。隅田川を描いた浮世絵の画集、買えばよかったかな。ウマさんは春画本を開く。あ、このポーズ海青さんの漫画にあったね。武士の小物みたいな本があって三人で「オダジマー」といいながらワクワク開いたが公務の持ち物ばっかりでがっかり。違うの! もっとこう、小田島さまが普段使いするものが見たかったの!
食事のあと雨がぱらついたので寺町の2軒は諦めてタクシーで傘鉾町にあるアンティーク屋さん「「ダイヤス」へ。ここは2階に着物がうなるほどある。
ウマさんはさっき買った色無地にあう帯を探し始める。私がおすすめしたバナナが描かれた帯は拒否された。かわいいのに………。
海青さんは長襦袢を探しにきたはずなのにウマさんや私にすすめられてサーモンピンクの着物に白地に赤い金魚の帯を購入(海青さんの日記で見れます)。いつも黒とか赤で姐御になるという海青さんは最初すごく恥ずかしがっていたが、優しい色合いをまとうと侘介の花のようで清楚な感じ。うん、似合う似合う。
ここの長襦袢は桐条さんを連れてきたら狂喜乱舞するだろうなあ、柄も色もすてき。値段も素敵だけどね!
1時間のつもりがあっという間に1時間半。そろそろ帰りの時間だ。
京都駅まで一緒に乗って海青さんとはここでお別れ。アンティークショップ楽しかったー。今度は寺町の2軒に行こうね!
京都駅で聞くと上りはともかく、くだりは何時に到着するのかわからないとのこと。動いてはいるので来た新幹線に乗ってくださいといわれる。ここは本当に日本か?
ガメラが破壊した京都駅

それでもウマさんは改札へ。さらばウマ!
私は指定席をまんまと手に入れ一路東京へ!
京都楽しかったなー、こんどはA鹿ちゃんも行こうね!

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Author:るた
BL作家・白城るたの読書と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマス。

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