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和田慎二先生

この七月にお亡くなりになった和田慎二先生。
私も愛読者の一人でした。
私が中学・高校の頃、とても親しんだ漫画家さんの一人です。
「スケ番刑事」は週刊だったのでお小遣いの関係で買えなかったのですが、LaLaとかの月刊誌は買えましたので、和田先生の漫画はベリベリとはがして保存していました。
保存に困るようになったら参考にしたいコマを切り抜いてノートに貼っていました。
主にアクションシーン、集中線の部分だったと記憶しています。

先日「ボニータ」が発売され、そこに和田先生への追悼頁がありました。
数多くの漫画家の先生たちが寄稿されています。
出版社も雑誌も越え、多彩な先生方で、和田先生の交流の広さと慕われ方が伺えました。
意外に思ったのが、高橋るみ子やくらもちふさこといったベテランの部類の人たちでさえ、和田さんのあとからデビューしたということです。
そんなに古くから描いていたのか。

そして多くの方が「銀色の髪の亜里沙」のカットを描いてらした。
あの漫画が与えた影響とかインパクトはすごかったんですねー。確かに私もあの漫画の迫力にはびっくりしました。

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美内すずえとか井手ちかえが冒険ものやヒロイックものを描いて大河ドラマのような長編を描いていた時期です。彼女たちの冒険もの、時代物も好きでしたが、あれらはやはり虚構のドラマ、お伽話のような夢に満ちた物語でした。そんな中で和田慎二の「銀色の髪の亜里沙」は絶妙なリアリティがあったのです。
鍾乳洞に落ちてその中でサンショウウオを獲って生活する亜里沙ですから、そこで運動神経が鍛えられたとか、迷い込んだ学者夫婦に勉強を教わったから知識があるとか、読者が納得できる設定で、しかも復讐もきちんとむりなく進められる手段で、最後には復讐は遂げたけどむなしさが残る……少女漫画にしてはめずらしくダークなお話でした。

まだ61歳とのことで、あああああ、もったいない……。

スケ番刑事とピグマリオ、もう一回集めよう。

それにしてもミステリーボニータってあまり読むとこない……むにゃむにゃ。

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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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