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先生と僕

読んだことはないかもしれないけど、誰もが名前を知っているあの夏目漱石とその友人たち、弟子たちの関係を描いた文学4コマ。

先生と僕① (―夏目漱石を囲む人々―)
香日ゆら
4840133948


もともとはWEBで描かれていた作品ということで、最近はそういう作品も多く、昔のように賞をとったりアシスタントとかしなくても本を出せる可能性が広がったんだなあと感慨深い。

明治期~大正期にかけての文学界は、幕末の熱気にも似ていて作家たちの熱かったり切なかったりする思いや友情や確執が渦巻いている時代で、女子の心も妄想にたぎっちゃったり。
(ちなみに相方ちゃんはどんなに落ち込んでいるときでも小林秀雄と中原中也の関係の話を向けると熱くなる。萌えているんではなくて「なんで小林秀雄が中原中也を好きなの!」と怒る。そりゃあもう、自分の恋人を寝取られたような怒りである)

マンガは登場人物の区別はあまりつかないが、すっきりとした嫌みのない絵で、話に向いている。膨大な研究本や資料の中から自分の好きなエピソードを描いており、少しだけ自分の妄想もまぜる。欄外にはエピソードの説明や登場人物の説明もあってわかりやすい。

そういえばこの作品を見て相方ちゃんがおもしろいことを言っていた。
「伝記もの(歴史ものだったか)って一種の擬人化だよね」
擬人化、というのは人間ではないモノを人間のように絵や性格をつけて表すものだが、確かに歴史上の人物は存在はしていても「いまはいない」のだから誰もしらない。資料などはあってもその顔も性格も作家が作り上げるのだからなるほど「擬人化」といえないこともない。
特に文学者などは作品があるので、その作品のイメージや、資料などからイメージしたもので描くからますます描き手の中でキャラクターとして確率する。
相方ちゃんは時々鋭いなあと思いながら、今日も「小林秀雄は中原中也にめろめろでさあ~」と彼女に意地悪を言って楽しんでみる(特に飲んでいるとたぎっておもしろい)。

相方ちゃんのバイブル↓
含羞我が友中原中也 1 (モーニングKC)
曾根 富美子
4061027247

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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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