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チェイス~国税査察官~ 最終回

前回はうっかり休んでしまったけど、まあ、村雲の過去とか江口と娘が仲直りしたとか、かおりが赤ちゃん連れて基一の元を村雲と去ったとか、そんな動きで。
しかし江口と娘が仲良くしてるところの演出がベタベタすぎて見てて恥ずかしかった。親子で「捕まえてごらんなさーい」みたいなことやるなよ。
五話でよかったのは村雲の長年の仕事仲間ウオンの死。ほかのどんな死も平気だった村雲も、ウォンの死だけはこたえたみたい。
「楽しかったネ」
「ああ、楽しかった」
そのあと響く銃声───ああ……。

そして最終回。

村雲のスキームが成功して5500億はほぼ村雲の手に。でも基一も遺産相続しなくても別に貧乏になった訳じゃないからいいよね。奥さんと子供いっぺんに無くしたけど。
基一ってお父さんにかわいがられていたんじゃないかな、赤ちゃんのヒカルに対する態度とか見てると。だから子供の名前が「ムラクモヒカル」になってたときはショックだったろうなあ、かわいそすぎる。
バージン諸島でヒカルを自分の仕事関係者に紹介する村雲に、かおりは「これ以上ヒカルを脱税のために利用しないで」と言う。やっぱり子供を持つと母親になりますよね。その子が将来自分が生まれたのは脱税のため、なんて知ったらどんなにショックか。
それに対して村雲は酒を飲んだくれている。
かおりが「どうしてヒカルを抱かないの」と言う。そうなのか、村雲は自分の子供を抱いていないのか。ふれるときもおずおずって感じだったものな。いや、もしかしてふれていないのか。なにを怖がっているのだろう?

村雲の復讐は父親を殺しその財産を奪う、ということだったので、それが終わったからもうやることはない、と空虚なのだろうか?
そんな村雲は江口に電話をかける。税務署の課長になっていた江口は黙り続ける相手に「村雲か?」と。
そして「待っていたよ」と。

江口は村雲は母親のことを知りたくて電話をしてきたと思っていたようですが、実は村雲は江口の声を聞きたかったのでは?
広川として江口に向き合っていたときに、もしかしたら親愛を感じていたのでは、と妄想するのは私が腐っているからでしょうか。
でも江口もおかしいんだよね、村雲がまじめなサラリーマンからカリブの魔術師なんていわれる脱税屋になった背後に、死んだと思われていた母親が生きていたのを知ったから、とあとでかおりが江口に説明してたけど、村雲ほどの知恵と金があれば、母親の居場所なんて簡単にわかると思わなかったのかな。
案の定、村雲知ってるし(笑)。

さて、かおりは村雲が復讐を遂げても満たされないことに気づき、そして地下室にあったビデオで村雲の母親が写った映像を見て、(なぜか)いろいろとことの真相を知ってしまう。
村雲が本当に復讐したいのは───

国税局は基一の口座にムラクモヒカルから入金があったことを知り、一気に捜査をかける。ここで税務署に飛ばしていた(栄転?)江口を八階に呼び戻す。え? じゃあそれ降格?

飛行場で村雲とかおりの別れ。
「やり直すきっかけは目の前にあったのに」
村雲の目の前にはヒカルの無垢な笑み。そっとのばした指をヒカルが握りしめる。
「お父さんはすてきな人だったって教えるわ」

かおりが基一の元にやってきたとき、同時に国税局が。基一は捕まり、かおりは江口に声をかけ、村雲を助けてほしいと言う。
いやそれお門違いだろ。その前に基一が「村雲は飛行機が落ちたとき笑ってたんだ!」と江口に言ってるし(でもなんで江口の奥さんが飛行機事故で亡くなったこと知ってるんだ?)。
江口は「彼を助ける気はない。私も自分が正しいことをしようとしている気はない」

江口はかおりからの情報で村雲のいるバージン諸島へ。娘はまるでかつての妻のようにアイロンをかけている。
「気をつけてね」
今では娘は江口の一番の理解者だ。
そのころ、基一に振り込まれていた金が再び消える。

江口はバージン諸島の村雲の家へ。地下室で母親の写ったビデオを見てると後頭部に銃が突きつけられる。
「おまえを誘拐したのは母親自身なんだな」

なんでわかるんだー!

「なにがお前をそうさせた」
「母親にほめられたかったのか」

江口と村雲の殴りあい。最初は江口優勢でしたが、逆転して気絶してしまいます。
気がついたら縛られてて、村雲はガソリン巻いている。
「見逃してくれたら五億ドルあげるよ」

いや、ガソリン撒いてるじゃん!

「国税の犬には一生かかっても手に入らないよ」
「そうだよ、俺は犬だよ……だがな、犬にも習性ってもんがあるんだよ、いいか、一発でしとめないとおまえの喉に食いつくぞ!」
村雲は銃を江口にではなく地面に向けて打つ。
「あんたは幸せな人だ」と江口を外へ出し、地下室に火をつけドアを閉める。
「村雲!」
「僕は絶望なんかしてない、ただもう一つの人生を想像してしまうんです。あっちとこっちにどういう違いがあるのか。だから希望を持ってしまう。人を狂わせるのはそんな希望なんだ。まぶしくてまぶしくて目を細めて見つめる灯火なんだ…!」
腕を切り落とされなかったら、愛人の子ではなかったら、そうしたら愛されたのだろうか? 愛してほしい人に。
「わからないんだ、腕を切り落とされた子供と抱きしめられる子供のなにが違うのか」
 ちがわない、なにもちがわない。
 どちらもただ愛を求める子供なんだ。

ここで村雲はライターを落とし炎に包まれる。
「村雲?!」
村雲は死を選んだかと思ったんだけど、おや? ドアの内側から足音が。

江口が外へ出てみると、村雲は軽トラにのって逃げ出したところ。必死に追う江口。
ここが第一回目の冒頭、血塗れで走る江口のシーンにつながっていくのか。
追いつけない村雲にばったり大の字になって倒れる江口。心なしかその顔には満足そうな穏やかな笑みが。
江口にとって村雲に届いたというだけで満足だったのか。
しかしその江口の目に煙が。
実は村雲の車は事故を起こして転覆していたのだ。
いや、この事故のシーンでも村雲死んだと思ったんだけど。

生 き て た 。

なんでこう何度も死をイメージさせる演出するのかね。
「泣いた赤鬼って話知ってるか」と言いながらトラックから村雲を引き出す江口。
「俺はあの話が大好きで」
ええ? 嫌いならわかるけど好きなの、あれ。あのかわいそうな青鬼の話が。
というか村雲あぶないんですけど、そんな昔語りしてないでください。
「俺もおまえも同じだ。ただ愛されたいんだ」
 
江口は村雲を捕まえる前に母親に会いに行こうと言う。

一緒に日本に帰る村雲と江口。二人とも顔は傷だらけ。
「疑われているぞ」
くすくす笑いあう二人、まるで親友のように。
レンタカーを借りる手続きをする江口、トイレに行く村雲。
「逃げるなよ」
「どこへ逃げるっていうんだ」
すっかり村雲を信頼しちゃってる江口。
しかしトイレの個室には村雲を待ち受けるものが。

トイレからよろよろ帰ってくる村雲。見ている方は「ああ、死亡フラグたっちゃった」と思うのに江口は気づかない。
母親のいる家に行くが、村雲は車から降りない。
「怖いんだ」
江口に木彫りのバラの花を託す村雲。
「いらないっていったらあんたがもらってくれ」

母親に会い、村雲がきていることを伝えるが、母親は会おうとしない。
「それならあいつはどうすれば救われるんですか!」
かつてかおりが救ってくれと言ったときには「俺は捕まえるだけだ」と言った江口が、拒否する母親に村雲の思いをだぶらせて目に涙を。

とぼとぼ車に戻ると村雲はいない、ちょっと離れたベンチに座っている。
その背中に「おかあさん喜んでいたz」と偽りの報告をする江口。しかし、村雲はもう死んでいた。腹に刺し傷。

村雲をトイレで刺したのは基一だった。
……捕まったんじゃないの? 簡単に出てくられるの?
でも村雲は刺した基一に「そんな顔するな。お前は当然の権利を行使しただけだ。ごめんな、基一」と兄のような言葉を。
実際兄だけど。
BLなら基一の幼い頃に少年だった村雲と出会っていたとかいうエピソードいれるけどな!

呆然とする江口は持っていたバラの木彫りの中に紙が入っていることに気づく。それは村雲が基一から奪った5000億円のスイス口座の番号。受取人はおかあさん。
江口は報告の電話をかける。
「名義はサワムラフミコ、権利者死亡───!」

なんか最後の最後でつっこみどころがむちゃくちゃ多くなってしまったんだけど、ARATAと江口だけでみせてしまった。
全6回じゃなく、13回1クールだったらもう少しいろいろゆっくり描けたんじゃないかな、もったいない。
だいたい、かおりがぜんぜんいかされていない。もう少し不二子ちゃんみたいに謎の女になるのかと思ったのに。
江口が村雲のことをいろいろ知るにももう少し動いてほしかった。だってこの話だと手がかりは子供時代を過ごした田舎にいって警官に話を聞いたくらいしかなくて、あとは全部江口の妄想想像でしょう? そのへんちょっと説得力がなかった。せっかくこの二人がいい感じだしているのに。

でも全編通して満足かな。
国税局の人がこんなに苦労しているんだから、エライ人は脱税しないようにしてください。

フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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