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執事喫茶はお好きですか

配信した携帯TL小説の中で一番アクセスがあったのが「執事喫茶へようこそ」という作品。
主人公は女の子で男装して執事喫茶で執事見習いをやっている。無理にやっているわけではなく、「男装の執事見習い」という設定で雇われている。
その執事喫茶はいろいろ設定に凝っていて、お客様もその設定の中で楽しむ、という話。

執事喫茶へようこそ

イラストの方の名前を教えてもらってないんですよ。表紙にも載ってない。どなたがご存じの方いらっしゃったら教えてください。女の子のキャラかわいいですね。

1本目はその喫茶の設定説明&主人公とSな恋人が喫茶内で秘密のえっち、というお話。
2本目はさすがに主人公のえっちだけでは話がもたないので、他の執事とそのお客様のお話で「キャンセルされたテーブル」。
お話の内容が違うのに、同じ執事喫茶というだけで表紙が1話も2話も同じです。……変えてください。話し違うんだから。毎回違う執事喫茶にしちゃおうかな、もう。

この執事喫茶がすごくアクセスがよかったのはやはり「執事喫茶」という題材そのものがよかったせいでしょうか。
私の住む池袋には執事喫茶の他に秘書喫茶、男装喫茶、コスプレバー、メイド喫茶、保育所喫茶(毎回設定が違うらしい)といろいろあります。とくに乙女ロード周辺。周辺っていっても大通り離れると普通の道で、そんなところにいきなり出現してます。
たいていは看板のみだから気がつかなきゃ気がつかないんですが。

自分で言うのもなんなんですが、この小説の中の喫茶「クルージュ」はよく考えられてなかなか楽しい喫茶だと思いますよ。

───本文より───

 池袋に「クルージュ」という名の喫茶店がある。
 いつも予約で満員のその店は、地下を降りると重厚な木製のドアが迎えてくれる。
 カランコロンとドアベルが鳴り、開かれたその向こうにはシャンデリアと豪華なロココ調の調度品。
 レースのクロスがかかったテーブルは八卓で、そのテーブルは店の真ん中につくってあるガラス張りの中庭を囲んでいる。
 その中庭を眺めながらお茶をいただくのだが、店員はいずれも男性、しかも少年から初老までと幅広い。
 彼らは似たような、しかし少しずつ違うタキシードを着て、優雅な物腰で客に対応する。
 そう、ここは今流行の執事喫茶。
 その男性たちはみな、客であるお嬢様たちに仕える執事なのだ。



 執事喫茶はただちやほやされてお茶を飲むだけではない。さまざまな方法で客を呼び寄せるようなシステムが作り上げられている。
 たとえばポイント制度。
 来るたびに客はポイントをもらえるが、そのポイントがある程度たまると専用の執事をもつことができるようになる。
 初回はただ執事にお嬢様と呼ばれ丁寧にサービスしてもらえるが、それはレストランのボーイの態度とあまり代わりが無い。
 二度、三度とくるたびに、自分の設定を執事に覚えてもらってそれにそったサービスが受けられるのだ。
 たとえばただの貴族のお嬢様から、イギリス・ウエールズ領の伯爵令嬢になり、自分には婚約者がいるが、実はいとこの子爵と恋仲であり、その秘密を自分の執事だけが知っている、とか、明治時代の華族のお嬢様であり、政府高官と不倫をしているとか。
 執事はその設定にそって「お嬢様にお手紙を預かってまいりました」だの、「昨晩あの方が雨に打たれながらお嬢様を待たれているのを見ました」だの、物語を作ってくれる。
 基本的に執事との恋愛はできないが、ポイントによってはお茶の間中執事と会話を交わすこともできる。
 また特別なお菓子や、メニューにないスペシャルドリンクなども執事がご馳走してくれる。誕生日になれば執事が「恥ずかしいものですが」となにかしらプレゼントもしてくれるのだ。
 もっともその分のお金はつぎこんでいるのでそれによって自分が特別な存在になったと錯覚するだけであるが。
 そんな執事たちの中で一番の人気が、この”アルバート”だ。
 年は28才でつややかな黒髪と白い滑らかな頬を持ち、「氷の執事」といわれるほど、クールで誰にもなびかない。
 執事としての仕事ぷりは完璧で、全員の中で唯一、「テーブルクロス引き」───カップやソーサーを置いたままテーブルからクロスをさっと引き抜く技───ができるほどだ。
 普段端正な顔を崩すことなく、ポイントを重ねてようやく微笑んでもらえる。
 だからこそ、彼の不意打ちのような笑顔に女性客は心をときめかし、予約をいれてポイントを稼ぐのだ。

───

どうですかね? 行ってみたいですか、執事喫茶「クルージュ」。

検索はパピレスで「工藤イルマ」あるいは「執事喫茶へようこそ」で。

高塔さん>そういえばそうです、カタログハウスにもHPはあったんだ。あのパウダー名前がよくわかんないんだけど、きっと探せばあるよね。使いやすいのはクリームだけど、パウダーがえらく長持ちしたんですわ。カタログハウスっておもしろいですよね、わたしもファンです。
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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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