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サマヨイザクラ

話題の裁判官制度を描いた作品。裁判官制度が始まる前に描かれている。
民間人が裁判官になる、人を裁くということの恐ろしさ、高揚感、そして人の内面に触れ哀しみ、恐怖するさまが独特の線で描かれる。

過去に少女暴行をしたといわれるニートの青年。彼が近所の主婦三人を殺害したという事件。
当然死刑となるべき犯人だったが、その主婦ら―――街の住人全員がニート青年の家族に嫌がらせをしていたという供述があがってくる。それは真実か否か。
それが真実なら刑は軽くなるのか?

判決は死刑か懲役か。
つまり、もうこいつはダメだと殺してしまうか、立ち直ると信じて生き延びさせるかということだ。
いやがらせをされていたのだとすれば理由があっての殺人だから立ち直るかもしれない。

嫌がらせをしていたと証言する少女には彼女と母親がうまくいってなかったという検事側の証言が、
嫌がらせを過去にされて妻に自殺されたという男には彼がうそつきだったという証言が。
街ぐるみで口裏を合わせられるはずはない、という検察側の意見は説得力を持つ。
この嫌がらせの存在の有無が話の半分を占め、残りは職がなくネット難民をしている青年の日々と苦悩でしめる。主人公は犯人と同じ年で、同じアニメが好きだったので、彼を自分にだぶらせたり、舞い上がったり落ち込んだりしている。

話は主人公が判決を決めた後、満塁逆転ホームランを迎える。
そのホームランに主人公の好きなアニメやオタクがうまくかかわってくる。
主人公は最後に裁判官制度のイミを語る。
理想論ではあるかもしれないが、それならば裁判官制度というのも経験してもいいかもしれない、と少し思えた。

サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 上 (アクションコミックス)
4575835420


サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 下 (2) (アクションコミックス)
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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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