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読んだ小説 虐殺器官 ささやく壁 からくさ図書館来客簿

ささやく壁 パトリシア・カーロン……◎

ささやく壁 (扶桑社ミステリー)
パトリシア カーロン
扶桑社
売り上げランキング: 1,728,019


意識ははっきりしているがまったくからだの動かない老婦人、人に貸した階下の部屋から、殺人計画が壁を伝って耳にはいってくる。
目を閉じて意志を発しようと思うが、あまりにもゆっくりすぎて周囲の人々に気づいてもらえない。
唯一、9才の少女がそのことに気づくが、彼女の言葉は大人たちに届かない……

主人公の老婦人のもどかしさやいらいらとした気持ちに同調し、進んでいく殺人計画にハラハラ。
絶望的な状況にも、どこかユーモアを持って耐える主人公がすてき。
あまりにもおもしろかったので、同じ著者の本をアマゾンで注文しました。


虐殺器官 伊藤計画……○

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
伊藤計劃
早川書房
売り上げランキング: 14,642


あまりにも早い死が惜しまれた伊藤計画さんのSF。
SFというよりアクションミステリぽい感じだったけど。
現在を描きながらも「人工筋肉」で動く機械や、すべてがタグ付けされた生活など、少しずつ違う世界。
世界で起こる大量虐殺を引き起こす原因をめぐって主人公が世界を駆ける。

ディテールに惹かれるけれども、主人公に違和感。
世界の描写は乾いているけど、主人公がウエット。
アメリカ人ぽくない。
最後の決断もなんとなく日本人ぽい。

からくさ図書館来客簿 仲町 六絵……△

からくさ図書館来客簿 ~冥官・小野篁と優しい道なしたち~ (メディアワークス文庫)
仲町 六絵
アスキー・メディアワークス (2013-05-25)
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迷ってしまった死者を送る図書館、という設定。
館長は有名な小野篁。
図書館にくるひとたちはいいんだけど、肝心の主役がちょっと弱い。
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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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