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ダウントン・アビー2 9話「三人の証言」偏ったあらすじと感想・ねたばれ

一回舞台裏案内でお休みだったダウントン・アビー。
舞台裏とはいえ、役者さんたちのコメントもたくさんあっておもしろかったですね。
全体のナレーションは伯爵の声をあてている玉野井直樹さんですが、実際もヒュー・ボネヴィルさんが話していたのでしょうか。

さて、問題の多い今回ですが、大きな話としてはベイツさんの裁判です。まあそれはあとに置いておいて、冒頭はクリスマスのシーンからです。
伯爵家のクリスマス・ツリーは豪華でしたね。細かい電飾が雪のようにツリーに降りつもっています。



そして使用人たちにもクリスマスプレゼントが配られ、昼食の用意は免除されて互いに楽しみます。
ダウントン・アビーが使用人に愛されるわけです。
大晦日も使用人は夕食の支度を免除されます。
メアリの婚約者のサー・リチャードはそれが気に入らないようですが、一年にたった二回、昼と夜しか休みがない使用人というのも過酷といえば過酷です。

日本の昔の商家でも、休みはありました。その休みは藪入りと言って1月15日と7月15日です。
一泊二日だけの休みがあり、使用人は実家に戻ってゆっくりしたようです。

藪入りには有名な落語があります。

久々に帰ってくる息子を思って頑固おやじが朝からそわそわ。あれを食わせろ、これを食わせろ、あそこへ連れてってやろう、あそこで遊ばせようとうるさく言うのですが、やっと、息子が帰ってきて立派に挨拶しているのに上を向いたまま顔をみないんです。そして「息子は大きくなったか」と奥さんに聞く。
奥さんが「自分でごらんよ」と言うと、「下をむくと涙がこぼれるんだ」と泣いているんですね。
子供を思う親の気持ちが描かれた名作です。

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運転手のブランソンと結婚したシビルは赤ちゃんができたようです。
母であるコーラは喜んでますが、父である伯爵は複雑な気持ち。
「これで手の打ちようがなくなった」なんてまだ言っています。なんとかできると思ってるところが父親ですね(笑)。
「孫はアイルランド人か」とグチると、「戦争がはじまったら味方がいると思えば」とコーラにいなされます。
イギリスとアイルランドの間には日本人にはわからない溝があるようです。

メアリ・マシュー・リチャードの間も混戦してます。リチャードはますます嫉妬深くなっていくようです。
ビジネスパートナーとか言っていた冷静さはどうしたんでしょう。
メアリにはそれほど執着するような魅力は感じないと思うんですがね、リチャードには。
人のものだと惜しくなるんでしょうか。
マシューは「僕たちは幸せになれない」なんて言っていたわりにはメアリに接触してます。
なんかこいつが諸悪の根元のような気がしてきたぞ。
でもマシューはまだ相続権があるので、ヴァイオレットなんかはメアリと結婚してほしそうです。
なによりメアリがマシューに心を寄せていることを知っている両親は心配してます。
リチャードと結婚しなければならない義務があるのかと伯爵が問うと、ついにコーラはメアリの秘密を話してしまいました。
この結果についてはTVでは描かれずに終わりました。残念、見たかったな。

小さな恋愛劇も進行してます。
伯爵の妹ロザリンドに借金まみれの貴族がプロポーズ。
ロザリンドは相手が貧乏なことも気にせず結婚するらしいです。

そういや昔わたなべまさこの漫画で「聖ロザリンド」という怖い漫画があってな……
怖いというか、いや、名作なんだけど、もう一回読みたいと思ったらkindoleで出てた。



イーディスはシーズン1で気を引いていたストララン卿が戦争から戻ってきたのを知って、喜びます。
ストララン卿はイーディスを大事にしてくれた人です。
でもそんなイーディスに彼は「年が離れすぎているし、自分は右手を負傷したのであきらめてほしい」と突き放します。
「君は若くてかわいらしい」
そんなふうに言うストララン卿に「わたしをかわいいと言ってくれる人をあきらめられないわ!」と叫びます。
イーディスかわいそう。わたしもイーディスはかわいいと思ってます。
いろいろ不器用でタイミングが悪くてメアリが意地悪なだけです。
イーディスの幸せな結婚はどこにあるのでしょうか。
 
出世したいトーマスはオブライエンに相談。
オブライエンは「親切にしてみたら」とまともなことを言うと思ったら、そのあとに「何かを隠して探してやるとか」
オブライエンぶれません。
トーマスの目は伯爵の愛犬に向けられましたがまさか……。
そのあと狩りのシーンがあったのでひやひやしたよ。

さて、今回の目玉のベイツの裁判。
検事側の証人として呼ばれたのはヒューズさんと、なんとオブライエン。
いやな予感がしますね。
オブライエンは丸くはなったとはいえ、やはりベイツさんにいい感情は持っていないのですから。

しかし、オブライエンがわざわざ悪意を向けなくても、検事側の尋問でオブライエンどころかヒューズさんまでベイツに不利な証言をしてしまいます。
もともと嘘つきな人や嘘を吐き慣れている人間以外は、ああいう公的な場で嘘はつけないものです。
検事側の尋問はベイツに不利な一部の証言だけを引き出し、陪審員に悪印象をつけさせます。
頼みの弁護側の証人の伯爵も、巧みな誘導尋問でベイツに不利な証言をしてしまいます。

結果。

ベイツは有罪! 死刑です。うわあ。

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弁護側はなんとか死刑ではなく終身刑にすべく動き出しましたが、無罪にはならないんですね。
元妻のヴェラはこうなる結果を望んで自殺したのでしょう。

引き裂かれるアンナとベイツ。
運命はどこまでも二人に過酷です。

しかし、NHK。
次回予告でそんな重要なことをあっさり放送するなよ。

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Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
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