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八甲田山 を観ました

3時間もある超大作。
友人のTKさんが八甲田山へスキーに行くんですが、リフトだかロープウエーだかの待合い所へ行くたびにこの映画が流されてて、いつ行っても雪の行軍だったと言ってましたが。

ほんとにずっと雪の行軍だった!

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高倉健さんの追悼記念で文芸座で上映したんですが、朝から年輩の男性でけっこうな大入りです。

結論から言えば、おもしろいというには悲惨すぎで、でも3時間まったく飽きさせず、このあとはどうなるのか、この人はもうどうにかしてほしい、北大路欣也がかわいそう、高倉健かっこいい、という映画でした。

うん、おもしろかった!

高倉健の所属する弘前31連体と北大路欣也が所属する青森5連隊。
それぞれの基地から出発して途中であおうということなんですが、そのためには高倉健の部隊はかなり大回りしなければなりません。
この大回りも上官がきがるに「途中で会えばおもしろい」と言ったためです。

現場はそのために大変な苦労をするわけなんですが。

高倉健と北大路欣也は一緒にルートの調査とか酒とか飲んで仲良しです。
つらい行軍もあなたにあえることだけが楽しみです、と互いになぐさめあいます。

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さて、北大路欣也の上官を三国連太郎がやってるんですが、この人が何かいうたびに状況が悪化するんですね。
映画のためにこの人一人を悪役にしたんでしょうけど、まあこういう状況あるよね。
北大路欣也の隊長のまた言うこと聞くからさあ。

というわけで出発ですが、もう最初から大変です。

北大路欣也は20人程度の少人数で行くという→三国連太郎が反対、200人の大所帯に。

北大路欣也が山に詳しい案内人を捜す→せっかく応募してくれた案内人を三国連太郎が追い返す

途中吹雪いてくる→荷物を積んだソリ部隊が遅れる→北大路欣也が荷物を放棄するよう提案→三国連太郎が反対→ソリが遅れて日がくれて天候が悪化。

雪穴を掘って火で暖まっているうちに吹雪が収まる→北大路欣也は朝まで待って基地へ帰ろうと提案→三国連太郎がいますぐ帰るとだだをこねる

帰ろうとしている途中、道がわかったという士官。それを聞いてあと2キロだから目的地に向かおうという三国連太郎。反対できない北大路欣也→しかし途中で道がわからなくなる。

とにかく進んでいくが崖が立ちはだかる→登り始めるがみんなずるずる滑って落ちていって怪我。

あと2キロなのに進めども進めども雪原。やがて海が見えるところまでくる。とにかくやみくもに進む。止まったら死ぬぞ。

この北大路欣也隊と、高倉健の部隊が交互に描かれているんですが、高倉健の方は最初から少数精鋭、案内人も何人も頼んで、途中途中の村で休憩(高倉健部隊の方が行程が長いため)、順調に進んでいきます。
そして最後の難関、八甲田山へと向かいます。



北大路欣也部隊が八甲田山で全滅したことを知った本部は高倉健部隊の行軍を中止したいのですが、今と違って連絡方法もない。
「中止してください」
「よし、中止だ!」
「でもどうやって知らせれば……」
という感じでどうしようもないんですね。

高倉健部隊は吹雪の中もくもくと進んで、やがて八甲田山中で、北大路欣也部隊の大勢の死体を発見します。
その中に、八甲田山であおうねと約束した北大路欣也の姿も。

彼を発見し、涙を浮かべる高倉健。死体はいつしか目を開けて明るく高倉健に語りかけます。
「お会いしたかった」と。

その場所を越えてようやく目的地に到着する高倉部隊。
そこには昨日山の中で会った北大路欣也の遺体が収容されていた。
では昨日の出会いは幻だったのか。
山であおうという約束を果たしにきたのか。

ここで健さん男泣きに泣きます。



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北大路欣也の部隊は200人出発して戻ってきたのは12人。
三国連太郎は何人もの部下を犠牲にして助けられて生存。でも責任を感じて自殺しました。
えらい人が自分の愚かさを認めるのは辛いよね。

ラストは現代の八甲田山です。
皆が楽しそうに展望を楽しんでいるさまを、生き残った老人が一人、見つめていました……。

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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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