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「11人の侍」を観た。あらすじ、感想

池袋の文芸座で時代劇特集をやってて、「13人の刺客」と「11人の侍」の二本立てをやっていた。時間の関係で「11人の侍」だけ観た。

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【十一人の侍】
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「11人の侍」は大筋は「13人の刺客」と同じである。バカ殿を守る大勢を少人数で撃破する、と筋立て。

将軍の弟であるバカ殿は狩りの途中で隣の忍(おし)藩の殿様を斬ってしまう。家老は幕府に訴えを出すが、将軍の弟を守るために時の老中・水野は忍藩が悪いということにしてとりつぶしを命じる。
忍藩の家老はひと月の猶予をもらい、その間にバカ殿を暗殺しようと企てる。
その暗殺のリーダーが中代達也演じる剣の達人・仙石隼人。
総勢11名は江戸で遊んでいるバカ殿が自分の藩へ帰る途中を狙おうと計画を立てる。

13人の刺客と違うところは、13人の刺客の方が計画をたて確実に大人数を追いつめて戦うが、11人の侍の方は綿密な計画を立てながらも土壇場でそれが取りやめになり、でもやっぱり決行になるので計画なしでやみくもにつっこんでグタグタになるというところ。

広告にドキュメンタリー風とあったけど、この最後の決戦までは実に映画風にすすみ、その戦いのシーン、雨の中でドロドログタグタで戦うのがドキュメンタリー風というところか。
このドロドログタグタの戦いというのは「木枯らし紋次郎」で紋次郎とヤクザたちが泥まみれ汗まみれになって戦うシーンに影響与えているんじゃないかな。

とくに刀で切りつけても、切りつけ方が浅いといくらでも立ち上がってきて襲ってくるというのがふつうの時代劇と違う。TVの時代劇なんかだとズバッと一撃で動かなくなっちゃうのが、もうね、ゾンビかと思うくらい抵抗するからね。

あと「13人の刺客」と違うのが女性の扱い。
監督の工藤栄一は「11人」の前に「13人」を撮っているんだけど、たぶん、「13人」で描けなかった女性をたっぷり描きたかったんじゃないかな。
主役の妻役の宮園純子がきれい。顔も所作もきれい。着物もきれい。夫婦の情愛が細やかで美しい。
武家の妻である美しさをもっているし、主役夫婦の愛情がしみじみ描かれる。

さて、音楽は伊福辺昭である。
OPは鼓と琴と弦楽器のオーケストラで勇壮に始まり、途中の火薬をたくさん使った爆発シーンではゴジラの攻撃シーンを思わせる音楽。ダンダンダンダン、ダンダンダンダンというアレ。
モノクロ映画時代、伊福部昭はものすごくたくさんの作曲をしたらしいけど、時代劇にもとてもあう。

あと、おや、と思ったのが、仙石と家老が二人で話す廃城のシーン。
あれ、こないだ行ってきた竹田城跡じゃないのかな? どうも観たことのある石組なんだよね。
EDがないのでロケ地なんかわからないけど、ご存じ方がいらっしゃれば教えてください。

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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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