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大野智くん主演 ドラマ「死神くん」

死神くん
実は3話から毎回録画してみている。

このドラマの大野くんはいい。
なにがいいって大野くんはこれもそうだけど、「鍵のかかった部屋」「怪物くん」など、なにを演じても自分の個性を消すのが上手だ。ちゃんとその役になりきれる。
特に「死神くん」や「鍵部屋」のキャラのように感情の発露がないキャラだと生きる。
淡々飄々としたキャラクターはドラマのじゃまをすることもなく、自然物のようだ。
(逆にキャラクターが浮いてしまって肝心のドラマが楽しめなかったのが「信長のシェフ」「DMAT」なんだよな)


さて、「死神くん」はストーリーがいいんだ。

3話 余命わずかの少女と悪魔と取引してモテモテになった男が出会う。
少女は父が自分を愛しているか試そうと男に誘拐してくれるように頼む。
少女と行動をともにしていくうちに互いに愛がめばえてくるが、少女はやはり天へ召される。

最初に見たのがこれでお話はメルヘンでマンガちっくなものだったので、こんな感じで進んでいくのかなとおもったら、4話目がおもしろかった。

4話目
死亡予定リストが更新されるが名前がない。困った死神は死亡予定時刻に予定場所にいた5名に姿を見せる。
やがて火事で焼け落ちる予定のその部屋には、不倫のカップル、病気の子供とその母、殺人犯がいた。この中の誰が死ぬのかわからない。
不倫のカップルの女は愛する男のために、母親は子供のために死のうとする。
その中で殺人犯は実は以前悪魔と取り引きして勇気をもらい表彰されていた警備員だった。
警備員はみんなのために燃え盛る廊下に出ようとする……。
誰が死ぬのかわからないし、誰の命も軽くない。死のうとしてた女は男に抱きしめられ、母親は子供に泣かれる。
結果、誰も死んではいないんだけど、死んだものもいた。それは女の体内の赤ん坊だった。生まれていないから名前がなかったのだ、というオチも見事なもの。
この話で「死神くん」は毎週録ろうと思った。

5話目
死亡予定者は老人。最後に孫に会いたいという老人の願いを悪魔がかなえる。
やってきた孫はつとめていた会社を辞めてしまっていて老人に怒られ出ていってしまう。
実は孫というのは老人の妻の偽りだった。本当の孫は事故死していた。事故の責任を感じていた老人は錯乱し、そのことを忘れていたのだ。
記憶を取り戻し苦しむ老人に、妻は悪魔に記憶を消してくれるよう頼む。
妻は偽の孫に悪いことをさせる先輩に金をわたし、もう孫に関わらないでと頼む。
先輩は老婆の思いに答え金を返して去る。
孫は記憶をなくした老人と将棋を打ち、老人は幸せなまま息を引き取る。

この話もよかった。泣けた。孫の存在がミステリー部分になってて。老人が死んだ後、孫が老婆を心配するが、老婆は拒絶する。心残りができてしまうと。
しかしラストシーン、スーパーで老人の好きなおはぎを買えなかった老婆のためにおはぎを買っておいてくれる。
こういう救いのあるエピソード好きだ。

6話 予定外の自殺者が増えると天界が迷惑するので死神たちは自殺者を止めようとする。
自殺しようとしたのは雑誌編集者。恋人から連絡がなくなって死のうとしたのだ。
恋人の元へ向かうとその男が結婚詐欺師だとわかる。彼は幼い娘に演技をさせ、複数の女性から金を受け取っていた。
しかしその男が死亡予定者であるとわかる。
男の死を女に告げるが、女は彼が死ぬ前に結婚すると宣言した。

基本的に死神の話だから必ず誰か死ぬ。死は悲しいことだがそれを受け入れ前へ進むこともできる。新しい関係を築くこともできる。そんな話。

7話
新人に人気を奪われたシンガーソングライター・ゆかり。悪魔に願って新人・AMIを陥れようとする。だがAMIはゆかりを慕っている。
やがてAMIが余命いくばくもないことを知り、その願いが一緒に曲を作りたいことだと知り、ゆかりは必死に詩をつくる。
だが、どうしても途中までしかできず、ゆかりは死を選ぶ。予定外の死があると、死期間近な人間が延命されることを知って。
ゆかりの死の代償で生きながらえたAMIは今日も歌う。

どうしても作品が作れない、自分の才能の限界を感じる。これは身につまされる話でしたねー。

1話、5話の監督は「女優霊」でデビューした中田秀夫さんだったんですよ。
他に「RING」とか「ほの暗い水の底から」「クロユリ団地」とか。こういうほのぼの系もいけるんですね。
2話6話の監督・常ひろ丈太さんはミステリ・アクション圭のドラマの演出が多い方。でもほとんど見てないや。
わたしの好きな4話を担当した本橋圭太さんはまだ監督歴は浅いけどTVドラマ専門で「DOCTORS」「緊急取調室」をやった人。「取調室」はいまいちだったけど「DOCTORS」は好きなドラマでした。
3話7話監督の筧昌也さんはアニメやグラフィックの仕事も多い変わり種。ドラマ作品は見てないなあ。
脚本の橋本裕志さんは知らなかったんですがアニメをかなりの本数やってドラマに来た人。あいにくこの人のドラマ脚本は「女信長」「LEADERS」しか見てないなあ(「LEADERS」は失敗作だったね)。
この作品や「鍵のかかった部屋」「妖怪人間ベム」のように見応えのある話が楽しめるので、ジャニーズドラマかあと言わずにドラマは食わず嫌いをせずに見るべきですよね。


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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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