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ロング・グッドバイ5話 最終回 あらすじと感想

おわっちゃいましたー。
なんかドラマとしてとかエンタティメントとしてどうかと言われると「どうかしてる」としか言えないんですが。

しかし視聴率悪かったみたいだな……贅沢なドラマだ。

ロング・グッドバイ〔東京篇〕 (ハヤカワ文庫 JA ツ 3-1)

ロング・グッドバイに寄せられたコメントはおおむね好評で、しかもそのコメントがみんなハード・ボイルド風なのがおかしい。かっこいいせりふ言ってみたくなるんだね。

探偵・増沢(浅野)は出版社の社長を連れて上井戸の妻の亜以子(小雪)の元へ。
亜以子は今度はしずかを殺したのは夫だと言う。
涙を見せるしずかに増沢も社長も戦慄する。
「希代の悪女だ」という社長。でもあんた先週は「恋してた」んじゃなかったの??

翌日上井戸の書生から電話をもらう増沢。亜以子が遺書を残して自殺したという。
遺書の中には自分がしずかを殺したこと、夫を殺したことが自供されていた。
遺書にどこまでかかれていたのかわからないけど、増沢の想像で殺人を犯す亜以子の姿が美しい。
このドラマでもそれほど小雪を美しくは撮れてないなと思ってたけど、返り血を浴びて保(綾野)に「おかえりなさい、あなた。いやな夢をみていたの」とほほえむ彼女は美しかった。まるで男の夢にでてくる美女のようだ。

新聞記者は事実を公表し、ついでにこの事をもみ消そうとした原田平蔵のことも書いて一矢報いたいと思っていたが、結局殺人事件のことしかかけなかった。
せめて、街頭演説にくる原田に卵をぶつけようと増沢に言うが、「それは自分のやり方ではない」と増沢は断る。

確かに卵をぶつけたってなー。妨害で捕まるだけだし、記者ならあくまでペンで勝負すべきだ。増沢も彼がペンで勝負を続けるつもりなら協力したかもしれない。

その後刑事からやくざの正虎と原田を結びつけたのが原田保であることを聞く。

やがて増沢を迎えにくる台湾人。その男は黒い服を着て暗い場所から背を向けて話しかけてくる。
「原田保は生きています……原田平蔵の力で死んだように見せられ台湾で働いている。あなたにご迷惑をかけてすまなかったと言っていました」
用意された現金を見る探偵。彼は「では、私からもひとつだけ」と亜以子が最後までもっていた胡蝶蘭の押し花を渡し、
「なぜ原田保は私に横浜までつれて生かせたのでしょうか?」
「あなたの想像通りです。あなたに呼ばれたら戻るつもりだった。あなたのような人間になりたかった」
「時代が違えばまた彼とは一緒にギムレットを飲めるのかもしれませんね」

あの有名なせりふが書き変わっていた。

「ギムレットを飲むには早すぎる」はいつかまた飲めるのかもしれないけど、
あのせりふだと飲めないんじゃないかな。

ドラマとしてはいろいろと説明不足だなと思う。原作には書かれているのかな。
たとえば亜以子がしずかを殺した理由が私にはわからない。夫としずかが一緒にいたからってわけではないと思う。やっぱり保の妻になったから? 視聴者が想像して納得するしかないのかな。
亜以子が自殺した理由も曖昧だし、亜以子がしずかを殺したあと、上井戸が医者のもとにいた理由もわからない。
原田平蔵が保を逃がす理由も。

理由はどうでもいいのかもしれない。

こういうシチュエーションでこういう映像でこういうせりふを言わせるために視聴者が頭の中で考えられることはぜんぶすっとばしたのか。

ただひとつだけ。
わたしの凡庸な頭では想像がつかないのではっきり教えてほしい。

どうして増沢は保を呼び止めなかったのか?

ハードボイルドな男ならわかるのだろうか?
原作読むしかないのかな。

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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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