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ちはやふる9巻あらすじ感想ねたばれ

9巻では名人戦の決着。
ここで名人には「一字決まりが28枚」という驚愕の事実が明らかになります。
名人は同じ1文字でもその中にこめられた意味を感じ取ることができるのです。前の巻で千早がキョコタンの読みに色を感じたように、何かを感じ取ることができる人間だったのです。
しかし観戦していた新は太一との電話で戦い方はある、と言い切ります。

一方1字決まりが28枚ということに耳が武器だった千早はショックを受けますが、机くんが「千早にも20枚ある」と断言してくれて勢いを取り戻します。
チームのためにデータを収集し分析する机くんに千早はなにを返すことができるだろうかと考えます。
一方カナちゃんはキョコタンの読みを聞き、選任読手への夢を抱きます。が、選任読手はA級にならないとできないと聞きがっくり。でもあこがれをあきらめることはないと前向きに考えます。

そしてこの年度が終わり千早たちは2年に。新入生がやってきました。
5人以上新入部員をいれなかれば廃部という厳しい条件の中、カナちゃんの策略で着物で部員勧誘をする部長とキャプテン。おかげで20人もの希望が。
その中には太一を狙うスミレちゃんもいました。

ちはやふる(9) (Be・Loveコミックス)
末次 由紀
講談社 (2010-06-11)


スミレちゃんはある意味正直な恋愛バカです。礼儀もマナーもなっちゃいませんが、太一にまっしぐら。ほかの部員が競技カルタのハードさに辞めていった中でも残っています。
でもおしゃれと恋愛に夢中なスミレちゃんはカナちゃんとぶつかってしまいました。
「恋愛のことしか考えられないなんて下品でくだらないです」というカナちゃんに、「百人一首なんて恋愛の歌ばっかり」と言い返します。

確かに万葉集の昔から恋愛の歌は数多く残っていますね。不倫の歌まであるもの。
人が人を思う気持ちは昔も今も変わらない、その思いをもつカナちゃんは言い返せません。
でも対戦で一枚とってうれしそうなスミレちゃんを見て、ちはやは「速く取りたくなるんだよ」と諭します。
カルタには興味ない、真島先輩と一緒にいたくて入部した、と思わず激高したスミレちゃんは、自分の言葉が恥ずかしくて飛び出していってしまいます。
それを追うカナちゃん。
「あんな言葉で部長に届いたと思いますか」
 伝わる伝えるはルールの向こうにある。

 末次由紀の過去に何があろうと、この「ちはやふる」で彼女が私たちに伝えていることは正しく伝わっていると思います。伝えるために、ふつうならそのバッシングでつぶれてしまうだろうこの業界の中で、あえて一度は取り上げられた「漫画」というルールの中で、末次由紀は戦いを挑みました。
思いと技術の上に描かれた漫画だからこそ、私たちの胸の奥に「おもしろさ」が伝わるのです。

そうそう、もう一人、新入部員が残っていました。
北海道で木の札を使って下の句だけを読むというカルタをやっていたツクバくんです。こちらも通常のカルタのルール無視です。
問題児二人を抱え、瑞沢カルタ部がんばっています。
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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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