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数寄です!3巻

ようやく家がたった!
都心で数寄屋造りの家が。
全部数寄屋造りではなく、台所と仕事場と水回り以外、つまり寝室と居間と茶室が数寄屋。
しかし全部オーダー設計なんだからけっこうな予算はかかっただろうな。

数寄です! 3 (愛蔵版コミックス)

この本を通して日本の和風建築のすばらしさや、伝統技術を伝えていくことのむずかしさを知った。
山下さんちの玄関の天井は網代造りなんだけど、薄い竹をかごのように編んでいってあわせるという技術、大工さんも十六年ぶりだと言っているし、いろんな人が技術を体験しに、あるいは見学するためにやってくる。
数寄屋造りがすたれるというのは、何千年も守ってきた日本の家造りの技術が廃れるということでもあったのだ。

そして紹介される美しい照明や唐紙など、どれも自分でも使ってみたいと思わせる。
この本は漫画のコーナーだけでなく、ぜひ家を建てたいと思っている人のための本棚へ、建築や不動産やレイアウトを探している人の為の本棚へおいてほしい。
山下さんは数寄屋組合(あるのかそんなの)から表彰されてもいいくらいだ。

そして。

あの、2011年の3月11日のことが描かれる。

あの地震にも数寄屋造りの屋根の瓦はびくともしなかったが、そのあと山下さんは「こんなときに家を建てていいんでしょうか」と言っている。
多かれ少なかれ、それは被災しなかった日本人すべてが思ったことだ。
ちょっとの揺れにおびえ、ひたすら役立ち情報をリツイートして、無口になって、節電に励む山下さんの姿は、あのときなにもできなかった自分を見ているようだった。
地震関係のマンガとかいろいろ見たけど、この山下さんの姿が一番共感できた。

なにはともあれ、おうちの完成おめでとうございます!

数寄です! 女漫画家東京都内に数奇屋を建てる 1

価格:880円
(2014/1/18 02:18時点)
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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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