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相棒X-DAY 感想・あらすじ・ねたばれ

相棒X-DAY見てきた。池袋でやってなかったから板橋のマイカルで。

今回の相棒は右京さんではなくて、捜査一課のイタミンとサイバー対策課の岩月さん。
私の好きなブロガーさんが、薄い本なら岩月くんが掘られる方かなと書いてましたが。
違います。
腐女子なめるな。
イタミンが受けです。
この映画はイタミンがすねたり怒ったりめそめそしたりするのを愛でる映画なのです。
そんなわけで
夏コミでは期待してるぜ、相棒ジャンル!

さて、映画だけど。

劇場版 相棒シリーズ X DAY
映画パンフレット 

劇場版 相棒シリーズ X DAY 映画パンフレット 監督 橋本一 キャスト 川原和久、田中圭、国仲涼子、別所哲也、田口トモロヲ、宇津井健、木村佳乃、水谷豊、及川光博

おもしろかったんだけど、左隣の女性が鼻つまりだったのか映画の間中、ふがふがぷすぷす言っててうるさいったらない。おかげで集中力欠けた。前の席に座ってた人もうるさかったんじゃないかな、あれじゃ。座席指定だと移れなくて困るよね。私も右が空いてたら別な席行きたかった。
だもんで、話の筋を覚え切れてなかったらごめん。

ビルから落ちたらしい男・中山、その周りに散らばる燃えた百万円。入っていた封筒からは被害者・中山ともう一人の指紋が出て、捜査一課は殺人事件と疑う。
そこへ現れたサイバー対策室の岩月くん、動画サイトに謎のデータ(16進法の数字の羅列)をUPしていたPCを追いかけて中山にたどり着いたという。中山の容疑は他人のPCを経由してUPしたこと(これが少しわかりにくかった)。
PCを特定できれば仕事は終わり、殺人事件は一課にお任せしますという岩月にカチンときたイタミンは、強引に岩月を中山の自宅に連れてゆく。
自宅で米沢鑑識は何者かが被害者の自宅で捜し物をしていたことを突き止めるが、その指紋は封筒の指紋とはまた別。
イタミンと岩月は被害者のつとめていた明和銀行に行くが、中山の上司の朽木は中山が動画をUPしていたことを知らないと言う。またその動画の内容は、システムエラーのときのマニュアルだと言う。イタミンはマニュアルを提出させるが、朽木が動画の件を知っていたと踏む。

このあたり、イタミンと岩月がぽんぽん掛け合いあって楽しい。水と油な対照的な二人。「バディ(相棒)」ものとはこういう二人が心をすりあわせて行く様を描くんですね。

データを受け取った帰り、中山の恋人に会うためにやってきた三浦と芹沢に合流。イタミンうれしそう。岩月は一人で帰る。

同じ頃、暇か課長たち捜査五課は、最近羽振りのいいやくざの事務所に麻薬取引のカチコミに行く。
ここかっこいい。捜査五課の人たちが楽しそうにやくざに暴力を振るう振るう。暇課長も強い。やくざをけ飛ばしたりしている。
その事務所で暇課長はトレーダーを発見する。

元証券マンのトレーダーはやくざにヘッドハンティングされ、脅されながらディトレードをしていたと告白、ところがそこへラムネの大河内さんがやってくる。
実はそのトレーダーは以前空き巣を捕まえて警視総監賞をもらっていた男だとか。
ラムネと暇課長はトレーダーがつとめていた証券会社へ。退職の訳を聞こうとするが上司は口が重い。
ストレートなラムネに比べ、暇課長は老獪な交渉術で上司から話を聞き出す。暇課長、アクション以外にも見せ場あるある。

また同じ頃、ネットテロ対策としてネット監視の法案を通したい片山雛子の元に財務省の男が接触、ネット監視法案の勉強会を開きたいと言う。
どうでもいいけど、レストランのテーブルに腰を下ろすのはどうかと思うよ雛子先生。
彼女は独自に中山のデータを入手、それを神戸に渡し、神戸はロンドンで休暇中の杉下に渡す。
「元捜査二課のあなたならわかると思います」
捜査二課がなんの課なのかいまいちわかんないんだけど、とりあえず右京さんにわかんないことはないわけで。

さて、朽木が提出したデータは中山がUPしたものとは違うことはあっさりバレて(このへんサイバー対策室でイタミンと岩月がいちゃいちゃしてるのが楽しい)、同じタイミングで死んだはずの中山のIDを使って再びデータが動画サイトにUPされていることがわかる。

このころ銀行のシステムがたびたびおかしくなってATMからお金が引き出せない事件が。
お金のない捜査一課の芹沢が経費の精算を陣川さんに頼んだりしてるのがおかしい。陣川さん、経理ではできる男。

一方朽木は上司に泣きつき、財務省から警察庁長官に圧力がかかる。長官は宇津井健なんだけど、すっごいやせてて最初誰かわかんなかった。大丈夫なのかな、この人。

その圧力で内村部長から「殺人の捜査はしていいが、銀行の捜査はしちゃだめ」と命令が。銀行の捜査をしなければ殺人事件も行きどまる。
引き下がったイタミンに岩月は見損なったと激。これってイタミンを買ってたってことだよね。壁に背をつけてうつむいてるイタミンを愛でようではないか、諸君。
イタミンはそれに応えるように中山の恋人を捜査するからそこで会おうと告げる。
携帯の番号教えて、という岩月に携帯ごと投げるイタミン。赤外線通信とか知らないらしい。

すっかり忘れてたけど五課があげたトレーダーの身柄を二課が引き取りにくる。上から圧力がかけられたと知ったラムネは文句をつけるため話をきくために外へ飛び出す。あわてて追いかける暇課長。
追いついて上着を着て、二人で肩を並べて長く冷たい廊下をダンダンと歩く。ここは見所、かっこいい!
ラムネと暇課長も「バディ」だ。

さて、データの謎はやはり右京さんが説いてくれて、それが銀行のシステムを破綻させて日本を金融パニックに陥れるものだと解説。その日がタイトルになってるXDAY。
たびたび起こっている銀行のシステムダウンはそのシミュレーションだった。

岩月は直属の上司からXDAYのことを聞き、犯人が捕まって裁判になり、これが世間にしれたらその日が即XDAYだと言われ捜査をやめるように言われる。

「花の里」でイタミンは岩月から協力できなくなったという話をされ、「おまえは賢いからな」と雨の中出ていく。お金払わないで。

翌朝中山の恋人の元へ行った捜査一課、そこに岩月も駆けつける。恋人は中山からデータを預かっていた。

岩月とイタミンは朽木を捕まえるため明和銀行へ行くが、二人の姿を見た朽木は逃げ出す。
ちょうどこの日は多くの会社の給料日だったが、システムダウンでATMからお金が引き出せずパニックになっている。渋滞する道路、あふれる人々。そんな中、銀行にお金を運んできた警備会社だが、そこにバイクがつっこんでお金ケースが破損、一万円札が宙に舞う。
……いや、ここさあ。
つっこんだバイクとかなにか伏線があるのかと思ったけどそうじゃないのね、ただ一万円ばらまく映像が撮りたかっただけなのね。監督は「探偵バー」の人なんだけど、このシーンって前の「探偵バー」の花嫁の銃の乱射シーン思い出したわ。あまり意味のない派手なシーン。ファンタジーっぽい演出。
まあとにかくそんな町の中を朽木とイタミンと岩月が走るわけよ。まあ朽木走る走る。元陸上部とかそのくらいの勢いで走る。イタミン追いつかない。
なんで銀行員の体力の方が刑事より勝ってんのよ。
ちょっと長すぎるくらいこのおいかけっこが続く。
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で、やっと捕まえるんだけど、朽木はイタミンに黙秘。そこに岩月がきて二人だけで話したいと。交代するイタミンだが、イワッキの同僚の女性に呼ばれて席を外す。で、岩月はXDAYの話をする。XDAYの件はイタミンには内緒なのだ。
岩月は朽木から中山が死亡した時、一緒にいた男の正体を聞き出す。
なんとそれはヤクザのトレーダーだった。

中山の部屋をさぐっていた指紋は朽木のもの、封筒についていた指紋はトレーダーのもの。

トレーダーはヤクザの情報網でXDAYのことを知り、その情報を漏洩していた中山に接触、XDAYの詳しい日を聞きだそうとして殺してしまったのだ。
日本を破綻させても自分だけが金を得たいというトレーダーに岩月の怒りが爆発する。

いや、ここへくるまでの岩月の心境の変化、これが映画の見所ですね。最初は人が殺されてても自分の仕事には関係ないという態度だったんですが、まっすぐに犯人を目指すイタミンに感化され、「正義だけで突き進む無能な刑事と、その正義すら持ち合わせていなかった僕たち専門捜査官」と同僚にこぼします。

最終的に犯人であるトレーダーは自分の儲けのためにXDAYのことは裁判でも言わないということになって殺人事件の犯人は検挙されるんですが……

政府上層部が画策したXDAYのシュミレーションに関してはイタミンは最後まで知らないまま、岩月だけが大きな秘密を抱えて黙るという終わりでした。
しかしラストで屋上にいた中山の恋人の意味深なカットがあったのはなんのためでしょうか。私はあの彼女が真実をリークするのかと期待したんですが。

相棒シリーズ X DAY (小学館文庫)
相棒シリーズ X DAY (小学館文庫)

そんな感じで終わったので、エンディングになっても私はこのあとにもう1シーンあると待ってしまいました。
終わりがはっきりしない終わりでちょっとむずむず。でもこれは隣の女性の鼻づまりの音のせいで集中できなかったからかもしれない。

なんかこう最後に小さくても政府筋に一矢報いてほしかった感はある。政治家たちが「日本人はじわじわと苦しめられるのは耐えられる」とか「複雑な真実より単純な嘘が好き」とか「絶望の真実より希望の嘘」とか、そういう日本人をバカにするせりふがとびかうわ、雛子先生はなにかしてくれるのかと思ったけどまったく動かないわ。

カタルシスがない。

私はエンターティメントはカタルシスが必要だと思うのね。それがないならドキュメンタリーでもみてれば、って思う。
あくまでフィクション、あくまでお話なら、やっぱりわくわくするものがみたいわけです。
社会派という言葉にとらわれすぎて、地味に終わるのがおしゃれってもんじゃない。
イタミンの愛らしさだけではこの最後の残念感はぬぐい去れない。

LINK
相棒Xday ブルーレイ


「相棒 捜査一課 伊丹憲一」
オフィシャルフォトブック (ぴあMOOK)

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霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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