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青の祓魔師(エクソシスト)劇場版 感想・ネタバレ

前回の感想ではまったくストーリーに触れなかったので、今回ストーリーを絡めながら感想を述べてゆくことにする。

青の祓魔師 劇場版【通常版】 [DVD]
アニプレックス (2013-07-03)
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燐と雪男の幼い日、義父は二人に村を滅ぼした悪魔の絵本を読んでくれる。
子供が助けた小さな悪魔、村人たちはその悪魔と楽しく遊び、やがて村のことを忘れてしまう。
やってきた祓魔師はその悪魔を封じ、その災いを忘れないために11年ごとに祭りを行うことになった。

義父は燐に問う。この悪魔がいたらおまえはどうする? と。

燐と雪男としえみはファントムトレインと呼ばれる悪魔を退治する仕事に就く。
聖十字学園町に出る電車の悪魔で、人を誘ってその人を殺し、魂を魔界に運んでゆくのだ。
しとめ方は簡単だったが、しえみは電車の乗客の魂を救いたいと願い、ほおずきに魂を吸収する。
この話は原作の6巻に収録されている小さなエピソード。
魂を奪われたファントムトレインは凶暴化し、青い炎をまとった燐がそれを倒すというところまでは同じだが、映画ではそのファントムトレインの一部を取り逃がしてしまう。
運の悪いことに、11年ごとの祭りの準備中に結界を張り直しているところで、ファントムトレインの一部は町のあちこちに姿を変えて現れるようになる。


結界を張り直すシーンは巨大な魔法陣が赤くなったり青くなったりしてきれいでした。地下深く掘られた水門みたいな場所の上で大勢のエクソシストが詠唱するシーンもかっこいい。

ファントムトレインが破壊した封印(神社?)の中から小さな子供の姿をしたかわいい悪魔・うさまろが現れる。
どんな悪魔がわからないし、すぐに処分をするという雪男に、燐は自分が保護すると言い、(燐に甘い)雪男はそれをしぶしぶ認める。
寮の中で放し飼い(?)にしている燐に雪男が怒ると、燐は「こうすりゃいいんだろ」とうさまろを抱いて丸まる。

えーっと、鳥かごの中の燐がかわいいちゅーの! そんな姿を見せられたら雪男の理性も我慢できないのですぐにベッドに移動。

翌日もファントムトレインの残骸退治をしつつ、燐やうさまろは仲間たちと遊ぶ。
このへんの遊びがじっくり描かれるのは、たぶんうさまろが燐たちと絆を結ぶために説得力をもたせるためなんだろう。ずっと遊んでいてくれてもいい。

しかし、雪男に命じられた宿題が辛い燐は、ついうさまろにそのことをグチる。するとうさまろは「宿題がなくなれば燐はうれしいのか?」と聞き、燐が「そりゃうれしい」と答えたとき、魔力を発動させてしまう。
燐の中から宿題の記憶が消えたのだ。

その後も祭りの間、エクソシストの仕事をしなければならない仲間たちの不満を聞き、仕事を忘れさせるうさまろ。町のあちこちに悪魔が出るのに、エクソシストたちは仕事を忘れ祭りを楽しむ。

おそろいのターコイズブルーのはっぴをきて祭りを楽しむ仲間たち。
このはっぴがかわいいのね。

aoekugeki3.jpg
(画像引用 劇場版「青の祓魔師」より)

悪魔の被害を受けて本部には電話が鳴り響くが誰も出ない。

本部から離れていた雪男や台湾支部のエクソシストは異常に気づく。

うさまろは燐が抱える父親の死の記憶がとても辛いことに気づく。
「燐、辛いのか?」
 助けられなかった父、目の前で悪魔に乗っ取られ、しかし燐を救うため自らの命を絶った父。
 なにもできなかった、なにも知らなかった、無力な自分。
 それなのに最後に投げかけたひどい言葉。
 どんなに悔やんでも、この記憶がある限り、辛い、苦しい。
「そんな記憶はうさまろが消してやる」
(あれは幼い俺と雪男……あの人は誰だ? とても大切な人だったのに思い出せない)
「だめだ!」
 燐は叫ぶ。どんなに辛い記憶でも、忘れちゃいけない。辛いのは愛していたからだ。その愛の記憶まで失うのか。
 
 うさまろは燐に拒絶され、人に拒絶されたショックでパニックを起こし、逃げ出す。
台湾のエクソシストや雪男が追いかける中、ほかのエクソシストたちが仕事を忘れたせいで膨れ上がった障気が大量のコールタールを生み出してしまう。
雪男と燐はうさまろを追いつつ、ファンムトレインのとどめを刺す。
燐の説得でおとなしくなったうさまろだったが、街を覆うコールタールをみて決意を固める。
「燐、楽しかったぞ」

 燐が好きだ、人が好きだ、人が生きるこの街が好きだ。
 傷つけられ封じられたことはあったけど、みんなが自分に優しくしてくれた。
いやなこともあったけど、楽しいことも優しい思いもあった。
それをなくしちゃいけないんだな、燐。
燐、おまえのために、人のために、うさまろは。

うさまろはそのすべての力を使って街の時空を飲み込んでゆく───

やがて街は元通りになり、そこにはうさまろだけがいない。誰もうさまろを覚えていない。
燐と台湾のエクソシスト以外は。
ここわかりづらいんですよね、時間を戻したのかと思うとそうでもない。
時間はちゃんと流れているのになにもなかったことになっている。
祭りもなかったことになっちゃったのかな。
うさまろは自分自身の存在や記憶さえ消したから、そもそも祭りは行われなくなった、というオチでいいんでしょうか?


台湾のエクソシストは言う。
「誰も覚えていない記憶などなんになる」

 でも俺は覚えている。俺だけはおまえを覚えている、うさまろ……

「燐、この悪魔に出会ったらおまえはどうする?」

父の問いに幼い燐は答えた。

「遊んでくれるんだろ? だったら友達になる!」


基本的にこの映画では雪男は「兄さん、なにやってるんだ!」系のセリフしかない。
燐は事件を起こすか大きくするかしかしないからだ。雪男は燐に鎖をつけて鳥かごに閉じこめておけばいいと思います。

「何をやってるんだ、兄さん!」
aoekugeki6.jpg
(画像引用 劇場版「青の祓魔師」より)
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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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