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メリダとおそろしの森 ネタバレ・感想

安定のピクサー。
親子で楽しく見られるディズニーのアニメーションという感じでした。
お話も面白く絵も美しく、キャラクター造形も楽し動きもすごい。



絵ですばらしいのはやはりピクサーが一番こだわったという主人公メリダの赤毛でしょうか。
からみあった毛糸の束のようなあの髪の毛がメリダの動きにつれふわふわと動きます。CGで表現するにはプログラムというわけですが、完成までに3年かかったとか!
プログラムは一度作っておけばほかの映画でも流用できるから3年は無駄ではないのでしょうね。
メリダ以前のピクサーでは「カールじいさんの風船」であの風船もやはりプログラムに時間がかかったらしいですが。

さて、以下はストーリーを追ってネタバレ・感想にいきます。

スコットランドの小さな国の王女メリダは、父王に弓矢をもらって以来、乗馬と弓が大好きなおてんばな少女に成長する。
でも母王妃はそんな彼女に王女らしい振る舞いや礼儀やマナーや勉強などをさせ、メリダは自分には自由がないと感じている。
そして三人の候補者から婿をとって結婚という話を聞き猛反発する。

ここまででメリダや両親・弟たち、そして彼女の住む国が描かれる。メリダが赤毛を振り乱して馬で疾走するシーンがすばらしい。

三人の婿候補は一人としてイケメンがいない。メリダでなくても結婚はしたくない(笑)。まあここでイケメンを出してしまうとすぐにロマンスが生まれてしまうからな。
婿選びはメリダの提案で弓比べになるが、結局三人の王子を打ち負かしてメリダが優勝、誰とも結婚しないと宣言する。

メリダが弓を射るシーンは緊張感もあってよかった。

当然母親は激怒、メリダと母親の会話は平行線をたどり、互いに互いの話を聞こうとしない、母親は怒りのあまりメリダの大事な弓を暖炉の中に放り込み、メリダは家族を描いたタペストリーを破いてしまう。
メリダは泣きながら城を飛び出し、愛馬に乗って森へ。やがてたどり着いたストーンヘンジで鬼火を見て、導かれるように森の中へ入っていく。

森の中の描写はきれい。パンフレットによると森の中の苔を描く(プログラムを作る)にも時間がかかったらしい。
たとえば「もののけ姫」の山の中の描写、あれは手で描かれていたがまるで実際の風景のように見えた。しかしメリダの背景はリアルなのにアニメの世界に見える。全体的に柔らかい印象。

たどり着いた場所には小屋があり、魔女がいた。メリダは魔女に「母親(の考え)を変えてほしい」と願い、小さなお菓子をもらう。
それをもって城に戻ったメリダは母親にそれを食べさせる。

いや、そんな得体の知れないもの、母親に食べさせるのはどうなの? 食べた母親がすごく苦しんでて死ぬかと思った。

そして母親が変わる。

熊に。

メリダもこれにはびっくり。

いや、魔女の小屋にあった木彫りがみんな熊だった状況から考えろよ。

おかしいのは母親は熊にかわっても女王なのだ、ドレスをやぶって(大きくなったからね)裸になったのではずかしがって胸を手で隠したりする。「毛が生えているから平気だ」とメリダはつっこむんですけどね。
このあたりで映画館内では子供たちの笑い声があがりました。

メリダは熊を憎む父親を避けるため、三つ子の弟たちの助けをかり、母親と城を脱出。なんとか魔女の小屋へ行くが、魔女は留守で二つ目の朝日を浴びると魔法が溶けなくなる、また、魔法を解くには絆を戻すという伝言を聞く。
二人は山で一泊、翌朝川で魚取りをして、久々にメリダは母親と触れあう。しかし、母親は時々本当の熊化してメリダを忘れてしまう。

楽しく過ごしてたのに、不意に母親が凶暴な熊になってしまうシーンは怖いですね。これって押さえきれずに子供に暴力を振るってしまう母親のメタファー……とまで思うのは考え過ぎか。

再び鬼火に導かれ、メリダと母親は古城へやってくる。そこで昔、人の10倍の力を求め、結局は国を滅ぼした王が実在したことを知る。その10倍の力も熊化したものだ。

だからあの魔女の魔法は全部熊関係なんだって。

そこにあった割れた石像を見て、メリダは自分が裂いてしまった家族のタペストリーを思いだし、絆を取り戻すにはあのタペストリーを修復すればいいと思いつく。

この思いつき方がとても簡単で。

このあと城へ戻るのがまたむずかしい。どうにかして人が大勢集まっている広間を抜けて二階の母親の部屋へいかなきゃいけない。
メリダは広間の人々の前で演説をし、母親はこっそりみんなの後ろを通り、時々剥製のふりをしながらなんとか二階へ。
しかし、父親に見つかり、熊の母は追われて森へ。
メリダはなんとかタペストリーを修復するが、母親は今にも父に殺されそう。そこへ、昔、父と戦った凶暴な熊が現れる。
メリダも襲われるがそれを救ったのが母親(熊)。
メリダは母親に修復したタペストリをかけるが母親は元に戻らす二度目の朝日が昇る。

ディズニーなんだからハッピーエンドだとわかってはいるものの、母親の目から光が消えるとちょっとどきっとしますよね。

まあちゃんと戻るんですけど(笑)。

映画の見所はやはりメリダの活動的な動きと母熊の熊らしくも女性らしい演技でしょうか。
妙に現代ナイズされた魔女や、鬼火の優雅な動きも注目です。

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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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