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小説を書くことを生業としながら、紙や電子の海でとっちらかってる毎日


おかえり寅さん 観に行った。簡単な感想

実は寅さんのシリーズはまともに観たことがない。
このシリーズをやっているときはたぶんあまり邦画に興味がなかったのだ。
映画はたくさん見ていたけどほとんどはハリウッドを中心とした洋画だった。
で、なんでこれを観に行ったかというと、何かの映画を観たときに予告編をやっていて、まったく寅さんを知らないのに泣けてしまったからだ。
それで今日観に行った。

寅さんの甥のミツオの話で、シングルファザーのミツオが初恋の彼女と再会して別れると言うのが中心のストーリーで、そのあちこちに寅さんの思い出が出てくる。
思いでの入れ方はごく自然で、むしろ思い出を観たくなる。

私は寅さんを知らないので、傍若無人な寅さんと、人を思いやれる寅さんが同一人物で描かれているのがこの人の二面性なのか、それとも年を経たせいなのかはわからない。
メロンの切り分けで怒る寅さん、恋人を追いかけてバイクで東京から九州に行った甥を擁護する寅さん、惚れっぽい寅さん、迫られると逃げる寅さん。
考えてみれば人間はみんな多面性があるので、寅さんの空気が読めない部分も、人の気持ちに敏感な寅さんも同じ人なのかもしれない。

映画を観に来ている人は年配の人が多く、あまり笑えないギャグでも声をあげて笑っていた。
これは笑える映画を観に来ているのではなく、懐かしい人やその人たちをとりまく懐かしい雰囲気に浸りにきているのだ。
ラストでいろんなマドンナたちが登場するが、観客にとっては懐かしい顔ぶれなのだろう。
当時の美人女優たちが次々と出てくる。
(都はるみが出たときはよりざわついた)

そのエンディングを見ていると涙が零れてきた。
映画を作った人たちが寅さんを愛している気持ちが伝わってきたからだ。
演技をしなくても脚本がなくても映像を流すだけでそれがわかるってなんだかすごい体験だった。

ゴクミは演技から離れていたせいか、演技がすごくアレだってけど、20年以上海外にいたので日本語があやしいのだと思えばそれはそれで。
あと、ミツオが小説家になっているんだけど、脱サラしてデビュー作?が売れているようなんだが、書斎がいかにも作家の書斎で、やっぱりまだ作家には夢をもたれているんだなあと思った(笑)。
1作目であんな書斎持てるか?
ハードカバー1作だけじゃまだ安心できないぞ。

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ところでパンフレットは50作全てを網羅しているので購入しておいた方がいいです。
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明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

令和二年ですね。
天皇陛下はあと30年くらいは陛下やってくださると思うので、もしかしたらその次の年号も迎えられるかもしれません。

しかし昭和から平成になったときは大騒ぎでしたが
今回はちゃんと順序だてて令和になったのはよかったです。
おめでたいこと、自粛しなくて。

それにしても年号が二つも変わったから、令和生まれの人にとってみれば
昭和という年は私たちにとっての明治みたいなものになるんだろうな。

日本が戦地になったことがあるなんて、京都の人にとっての応仁の乱みたいなものか。

これで昭和初期なんてまだ魑魅魍魎が跋扈している世界として書いてもおかしくないんだろうな。

さて、令和生まれにとっての昭和と同じような明治の話を書きました。
1月20日頃に発売されるマイナビ出版のファン文庫です。

「神様の用心棒~うさぎは闇を駆け抜ける」

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函館が舞台なのですが函館に現地取材できなかったので資料と昔行った記憶だけで書きました。
函館在住の方、おかしなところがあったらご指摘ください。
一応函館の観光課にもお話を伺ったんですが。

たくさんの方に読んでいただけると2巻も出ます。

アオジマイコさんの装丁が素敵ですよ!

AMAZONで予約してくださったり、書店で予約してくださったり、読書メーターの読みたい本に登録していただけると作者的にとてもありがたいです。

よろしくお願いします。

神様の用心棒 ~うさぎは闇を駆け抜ける~ (マイナビ出版ファン文庫)
霜月りつ(著) アオジマイコ(イラスト)
マイナビ出版 (2020-01-21)
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ヒッチコックの「鳥」

先日ひかりTVでやってた「鳥」を録画して観た。
子供の頃に見てすごい怖い印象があったので大人になって改めて観たら。

人物描写が素晴らしいわー!

ヒロインのかわいらしさときたら!
いたずら好きなヒロインが、自分をからかった男をびっくりさせようとその男の車のナンバー覚えて父親の権力使って会社つきとめて、でも休暇で帰っていると聞いたら車で長距離走って、湾の向こうだと言われたらボートを使ってそこまで行って、びっくりするのをボートから覗いているんだけど、そのヒロインのわくわく感が見ているこっちにも伝わって思わず微笑んじゃう。
「僕のことが好きになったんだろ」といけしゃあしゃあというヒーローもどんどんかっこよくなっていって、そのヒーローにべったりの母親や、かわいい妹、近所に住んでいる元カノとか、とにかく人物の配置がみごと。

鳥はもちろん怖いんだけど、小出しにちょっとずつ被害が大きくなっていくのがこれまたうまい。

襲ってくるときはさすがに今見るとつくりものめいているけれど、ドアを開けるとずらっと並んでいるところは、これCGじゃないんだぜ、すげえ怖い。

ところで映画のラストシーンで、こんなに鳥に襲われてたのに、町から逃げ出すとき、ヒーローの妹が自分のペットの鳥を一緒に持っていきたいと言う。
「この子は違うと思うの」って。
子供の頃TV観たとき、映画解説の淀川さんだと思うんだけど、そのシーンを指して「ヒッチコックの人間の描き方がどうこう」と言ってたんですよ。
たしかにあれだけ鳥に脅威を与えられているのに自分のペットは「違うと思うの」で持っていくというのは、
人間の傲慢なのか、愛なのか、信頼なのか、取りようでいろいろだなあと。
ヒッチコックは答えを出していないので、見ている人がそれぞれ思うところがあるんだろうな。

あと、ヒロインが鳥に襲われた後、放心状態になってまるっきり無表情になるんだけど、このとき、すがりつくのがヒーローじゃなくてヒーローのお母さん。
お母さんは最初ヒロインにいい感情を持ってなかったんだけど、頼られると愛情を感じて守ってあげるんです。
前半でヒロインが母親に捨てられた話をしているんで、ヒロインが心の中では母親を求めていたという描写につながるし。

ヒッチコックの脚本はほんとに隙がないなあ。

今日、妹が言ってたけど、今年だか一昨年だか、この鳥を3Dで上映したらしくて、それを観に行った人が生きた心地がしなかったくらい怖かったらしくて、映画館の中では手をばたばたさせて鳥を振り払う人多数だって。
いや、これ3Dはやめようよ。

そういや最近鳥の死骸よく見るなと思ったら、どうも猛禽ちゃんが一羽山から下りてきたらしい。
うちの猫がふくらんでいる正面と同じくらいの大きな猛禽ちゃんだった。

プライムビデオで観られます。

鳥 (字幕版)

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相方ちゃんの長野みやげ

長野の善光寺にお礼参りにいった相方ちゃんがかわいいおみやげを買ってきた。

鯛焼きならぬ鯉焼き。

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相方ちゃんは現地で揚げたものを食べてすごくおいしかったと言ってましたがこのままでもおいしいよ!
人形焼きみたいなものかと思ったけど餡がすごくおいしい!
そして生地もぱさぱさしてなくてうまい。

そしてこの鯉のリアルな姿は富山の井波彫刻の職人さんが型をつくったそうです。

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他にお土産としてこんなものを。

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相方ちゃんは私の優秀なサポーターです。

エンマさまのご帰還なるか………?
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藤子不二雄Ⓐ展-Ⓐの変コレクション- 行ってきた

ああ、もっと早く行っておくべきだった!
そして宣伝すべきだった。

富山の高志の国文学館で行われている藤子不二雄A展―――「藤子不二雄Ⓐ展-Ⓐの変コレクション-」

ドーン!

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ご本人登場か!
すごいリアルな不二雄A先生の等身大フィ…ギュア…?
しわやしみも全部再現されています。

入り口でいきなりテンションあがる。なんかそばに立つのもおこがましい。

ついで「笑ウセールスマン」でモグロ氏行きつけのバーを再現。

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あ、私の着ているのはドラえもんのカーディガン。
満を持して着てきましたよ!

トキワ荘時代の仕事部屋も再現。

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並んでいるものが昔私も使っていたものばかりで嬉しい。
というか、漫画の道具ってPC登場前はあまり変わってないんだよね。

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トキワ荘取り壊しの時に壁に描かれた絵。

ドーン!

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とされたらぐるぐる奈落へ堕ちていきます。

ハットリくんと一緒に壁を走ることも。
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とにかく写真を撮って楽しむ工夫がよくされていて、さいきんのインスタ映えにも対応。

その分、原画の展示やアニメに関する展示はちょっと少な目が残念。

でも子供や大人が体感的に楽しめる展示が盛りだくさんで、しかもこれ 入館料500円 なんて安い!

こないだ見たPARCOのAKIRA壁展なんか、展示ちょびっとであと物販で並ぶし暑いし酷い展示だったんで

百万倍こっちの方がいいのでみんな富山に来るように。

ところで高志の国文学館には富山ゆかりの映画(ロケで使われたとか)のリストもパネルになっているんだけど、確か「ヒルコ」も富山ロケだったと思うんでいれてあげてください。

あと、富山出身の作家の本の展示もあるけど 霜月りつ はなかったんで、こんど入れておいてください!
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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
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