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小説を書くことを生業としながら、紙や電子の海でとっちらかってる毎日


母の死

本日午前11時半。
母が亡くなりました。
心臓が動かなくなった後、目の下がピクリと動いたのですが、お医者さんは筋肉の動きだと言います。

わたしは母の目の下のかすかな震えをきっとずっと覚えている。



廊下に出て親戚に電話をして戻ってきたらアラートが鳴っていて、心電図が直線になっていて。
顔色がたちまち黄色くなり手が冷たくなり目の下が震えて終わりです。
冷静に文章にしていた自分がいました。

そのあと互助会の葬儀担当の人がくるというので仏間と座敷を片づけて、母をお迎えして打ち合わせをしてバタバタと過ぎていきます。
90歳の往生なのでそこにあまり悲しみはありません。
明日は通夜で、明後日葬儀。
時節柄、葬儀は小さな家族葬で。
新聞の不法欄には月曜に載ります。

最後は空気が肺にはいらずしばらく苦しい思いをしていたようですが、今はつやつやとした穏やかな顔です。

ご苦労様でした。

お父さんが迎えに来てくれるよ。
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FUKUSHIMA50 観た。今見るべき。

初日に観に行った。
富山はいつも映画館ガラガラで、これも客がはいらなければすぐに上映中止になるんじゃないかと思って。
麻の早い時間だったが20人くらいは入っていた。



あのとき、原発でなにが起きていたか。

はずかしながらこの映画を観るまで、原発の中にまだ人がいたなんて思ってもいなかった。
あの爆発や放射能漏れのさいには作業の人はいないものだと。

でもいた。

電気も落ちて真っ暗中で、必死にメルトダウンを防ぐために作業していた。
閉じ込められたわけでもないのに、そこに残って守ってくれていた。

f3.jpg

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(壁にかけたる標語には「止める」「冷やす」「閉じ込める」と書いてある)


映画は現場と本社、政府のかみあわなさを描いている。
そりゃあ首相は驚いて大変なことだと思って最善を尽くしたつもりなのだろう。
だが自分の行動が現場の障害になっていることになぜ気づかない。というか、なぜ誰も総理にそれを提言しない。
首相の機嫌が悪くなるのを恐れたのか? それほど総理という人物は人の話を聞かない人だったのか?
そしてなぜそんな人が首相をやってて、東電の人も誰も説明しなかったのか、と、フィクションだとしても観ていてはがゆくなる。

(官元首相のインタビューでは少し違うみたいだが、しかし一国の総理に説明が出来る人がそばにいなかったのは痛い)

もちろん映画だから作っているもあるし、政府と本社を悪人にすると言うわかりやすさを選んだのかもしれない。
私も一方の言うことだけを信じるつもりはないけれど。

だからこそ、政府関係閣僚はこの映画を観て、自分たちが現場の邪魔をしちゃいけないってことを学んでほしい。


映画は避難所のことも描いていたが、あえてそこはカットして原発と政府、東電のところだけに煮詰めてもよかったんじゃないかな。東電だってやっていたことはあるし、政府もまったく無能だったわけではないだろう、きっとたぶんもしかしたら。

あとエンターティメント的には原発内部や地震や津波、爆発などがとてもリアルで、特撮好きな私は興奮した。
原発内部のコントロールセンターのコンソールが絵に描いたようなコンソールだったのもちょっと笑えたが、ほんものなんだよねきっとあれ。
   これ ↓
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そんで佐藤浩市がかっこいい。

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野生の呼び声 観た。簡単な感想とネタバレ

ポスター見てかっこいい! 観に行くと思ってたんだけど、予告見たら犬がCGで、
なーんだ、CGか、ディズニーのアニメみたいな顔もするし興ざめだなあ、と思ってたんですが。

JMAXシアターのポイントがたまってて900円で観られたので観に行った。



やばい、犬かわいい。

主役のCG犬バックは最初はアメリカの南部のお金持ちに飼われてて、やりたい放題のわがまま犬。
人の食べ物奪ったり、パーティのテーブルをめちゃめちゃにしたり。
でも犬は悪気なんかなくて、そこにおいしそうなものがあったから食べただけ。
ちゃんと教えないと。
だから餌につられてさらわれちゃうんだよ!

さて、お屋敷からさらわれたバックはソリ犬にさせられるためにアメリカ北部まで運ばれる。
当時、アメリカ北部はゴールドラッシュでソリ犬が大量に必要だった。
その間、棍棒で殴られたりして人間にかなわないことを知る。
このあたり、これはCG,これはCGと唱えながら観た。
本物の犬だと辛すぎる。

しかしそんな痛い目にあっても、北部アメリカではじめて雪を見てはしゃいだりする。
そこでハリソン・フォードと運命的な出会い。
ここでは一瞬交流するだけなんだけど、そのあと、黒人青年の郵便配達のソリ犬として飼われる。

ここで群れで行動すること、人と共に生きることを学び、リーダーになっていくバック。
氷に落ちたり元リーダーのハスキーと戦ったり、雪の中で眠ったり、大変だけどやりがいのある幸せな日々。

そうそう、リーダーのハスキー犬と戦った後、ハスキー犬は去って行ってリーダーがいなくなる。
郵便配達夫が困っているとバックがちゃっかりリーダーの位置に座る。
郵便配達夫はベテランの犬に任せたいからバックをすみに押し出すんだけど、その犬はバックをリーダーと認めているからいやがる。
仕方なくバックをリーダーの位置に「どうぞ」と指し示すんだけど、その位置にすすむバックが悠然と、まるで王のように歩いて行って、リーダーの称号のような胴輪をつけてもらうところが面白かった。

ナショジオのカリスマドッグトレーナー・シーザ・ミランの番組をよく見ているんだけど、体力がありあまる犬には仕事をさせるといいってよく言っているよね。
バックはソリ犬リーダーとして役目を担い、誇り高く走り出す。
途中なだれがあるんだけど、それを突破するところがすごい迫力。

back.jpg


郵便配達が一通り終わった頃、ここでもハリソン・フォードと出会うんだけど、この日、黒人青年は郵便配達中止の命令を受けて犬を売ることになる。
その犬を買ったのが、ソリ旅のことなんかなにもしらないお気楽なお金持ちご一同様。
ソリが凍り付いて動かせないことも知らずに犬たちに引け、と命じて棍棒を取り出そうとするもの知らず。

それを見かねて注意したハリソン・フォードなんだけど、逆に金鉱のありかを知ってるんじゃないかと疑われ、金持ちたちはそのまま出発する。
このままでは犬たちが全滅すると思ったハリソン・フォードはいてもたってもいられず追いかけると、案の定、ソリは立ち往生。
春先でぬかるんだ道はソリも引けず、犬たちはヘトヘト。
途中で滑ってしまった犬とソリを支えるため、全力を出したバックは倒れてしまう。
そんなバックを銃で撃とうとした金持ちを止めるハリソン・フォード。
この先の湖の氷は割れて危険。
しかしバックの仲間の犬たちは諦めた表情で言われた通りソリを引いて去る。

バックはハリソン・フォードの家で手当てを受け回復するが、先に進んだ金持ちが怒鳴り込んでくる。
「犬は逃げてすべて失った!」
原作では犬は湖にソリと共に沈んだらしい。
映画では逃げたことに。
でも現実考えてみて犬が逃げ出せるかなあと思って悲しい。

ハリソン・フォードはバックと一緒に死んだ息子が夢見た地図に描かれていない場所へ旅に出る。
そこで金鉱を見つめたりバックは狼たちと友達になったりして楽しく過ごすがそんな日々の中に再びあの金持ちが現れて…。

結局バックとハリソン・フォードは別れてしまうのだけど、ハリソン・フォードがいたらバックは野生に戻らない。
だからハリソン・フォードは死ぬしかなかったのかもしれない。
それでもあそこでハリソン・フォードを殺さなくても、互いを尊重しながら別れるという方法もあったはずではないか、と考えてしまう。
完全に野生に戻すには人間はいなくならなければならないのだろうか。

それにしてもディズニーアニメの犬の表情だけはいただけないが、毛並みの柔らかさとか濡れた感じとか、かなり高度なCGだったので、今度はぜひ谷口ジローの「ブランカ」か、高橋よしひろの「流れ星 銀」を映画化してほしいものである。

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テレビに出たKITT

富山テレビの「フルサタ!」という富山情報番組にKITTが出たよ!

KITT本人の取材ではなくて最近はやりのペットホテルMUKUさんの取材。
録画したもののうち、KITTの出演シーンだけを切り抜いたから観て!



ただ番組的にはペットホテルやペットショップの紹介に終わってしまって(お役立ち情報番組だからしかたないけど)、今のご時世、保護犬保護猫の話もすべきだったし、ペットショップだけが悪いと言うわけではないけれど、ペットショップでの生体販売が動物たちに犠牲をしいている現状とか、富山で初公判うけた猫虐待犯への話を振るとか、もう少し能天気なペットかわいいというだけでなく、思考を促すようなつくりにしてほしかったかな。

なにはともあれKITTはかわいい。
(後ろ姿のケツの穴でかい(笑))

MUKUさんには放送直後には電話が鳴りやまなかったらしく、中には「あの大きな白い犬が出ていたペットホテルですか」とも言われたとか。
宣伝効果があってなにより。


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「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の謎」 観た。簡単な感想

館系ミステリーを観てきました。



館系といっても館にそんなにトリックがあるわけでもない。

ダニエル・クレイグがおしゃべりな探偵をやるというので期待していったけど、それほどコメディというわけでもなかった。
まあ、歌うダニエル・クレイグという珍しいものは観られたけど(笑)。

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ミステリー作家が自殺したけれど、探偵のもとにそれを調べてほしいと言う匿名の手紙が来た。
それで自殺を洗い直すと言う話。

一番疑わしいヒロインが実はあやしいんだけど、観ているといろいろな事情があわさって彼女を応援したくなる。
このヒロインの設定が、嘘をつくと吐くというとんでもない設定で、本人は悩んでいるけど観ている方は笑える。
そしてこの体質が大団円の部分で関わってくるのが見事。

実際探偵はあまり役に立っていないので探偵小説としてはどうかと思うんだけど、ミステリーとしては、最初地味な話だったのが、ジェットコースターのごとくだんだん盛り上がってきてミステリー度が加速されて面白くなる。
ええーこれどうなっちゃうのーという感じが欲しい人には楽しいミステリー。
無駄なアクションやセクシーシーンがないのもよかったです。


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プロフィール

霜月りつ@文筆業

Author:霜月りつ@文筆業
白城るた・あるいは 真坂たま、白雪真朱と名乗ってBLやTLやファンタジーを書いてます。最近は霜月りつ名義で時代物も。
主に読書と映画と着物と同人の日々。独断に満ち満ちてマスので、ついてこれる人だけれっつごー。
メールはこちらから。



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